調査の趣旨と概要
冬、湿度が低下してくると気になるのが、肌の乾燥。特に、赤ちゃんの角質の少ないやわらかい肌は、大人以上に乾燥が心配です。花王株式会社 F&HC事業ユニット ファブリックケアグループは、ミキハウス子育て総研が運営する、育児・子育て支援サイト「ハッピー・ノート .com」とともに開設したスペシャルサイト「ハグ育ラボ」と連動し、乳児(1歳未満の子ども)を診療することの多い皮膚科医の先生と、乳児を第一子に持つ新米ママを対象に調査を実施。先生には赤ちゃんの乾燥肌の実態を、ママには乾燥肌への対処法と理解度を聞いたところ、新米ママは赤ちゃんの乾燥肌を愛情を持って気遣っているものの、先生の意識や認識とギャップがあるママの姿が浮き彫りになりました。
【調査対象】
・一週間に乳児(1歳未満の子ども)を10人以上診療する皮膚科医の医師 100名
・第一子が現在乳児である、20代の母親 200名 30代の母親 200名
【調査期間】
2011年10月5日(水)~2011年10月8日(土)
【実施調査会社】
株式会社マクロミル ※医師調査については、マクロミル提携の「M3(エムスリー)」所有のパネルを使用
調査総括
まず、皮膚科の先生に最近肌が乾燥している乳児が増えていると思うかを聞くと、74.0%もの先生が乳児の乾燥肌が『増えている』と実感していました。また、乳児の肌が一番乾燥しやすい季節として「冬」(84.0%)をあげる先生が大多数。赤ちゃんの肌の乾燥対策が、これからの季節に、さらに重要であることが分かります。
そのような中、新米ママたちが実際に行っている乾燥防止対策は、「おしりを清潔に保つ」「スキンケアローションやクリームを使う」(同63.0%)などさまざま。何らかの乾燥防止対策をとっているママが97.5%とほとんどで、ママ達が愛情をもって赤ちゃんをケアしていることが分かります。
しかし、皮膚科の先生からすると、ママのケアはまだまだ不十分のよう。先生のほぼ全員(94.0%)が、親が乳児の肌の乾燥を気にしていなかったり、気付いていないと感じることが『ある』としています。 それは、乳児に着せる衣服の刺激が乳児の乾燥肌に『影響する』と考える先生が95.0%もいるのに対し、新米ママの考える赤ちゃんの乾燥肌の原因は「湿度・空気の乾燥」(76.5%)や、「気温や気候」(71.3%)など季節の変化が主で、「衣服の刺激」をあげたママはわずか26.3%であったことなどからもみてとれます。このあたりの意識のギャップが、皮膚科医にとって、親が赤ちゃんの乾燥肌を見過ごしている、と感じる原因になっているのかもしれません。
また、皮膚科の先生は、乳児が着る衣服だけでなく、 乳児を抱くときの親の衣服についても、『気を使うべき』(85.0%)としています。実際に気を使っているママは65.7%で、赤ちゃんの肌を乾燥させにくい衣服の素材としては、
赤ちゃんに着せるものとしても、親が着るものとしても、「木綿(コットン)」(赤ちゃん:95.3%、親:90.8%)を支持する人が圧倒的多数となっています。
柔軟剤の使用状況について聞くと、赤ちゃんの衣服へ使用しているママは66.3%。使用している柔軟剤としては「大人の衣服と同じ柔軟剤」(45.7%)か「大人の衣服と同じ柔軟剤だが、乳児の肌にもよいと言われているもの」(44.2%)があげられ、人気を二分。これは、7割(70.3%)のママが赤ちゃんの衣服を親のものと一緒に洗うことがあることが原因と思われます。大人の衣服と同時に洗たくしているため、大人と同じ柔軟剤を使うか、赤ちゃんにも安心な低刺激のものを選んで使用している、という実態が浮かび上がります。賢く手間を省きつつ、赤ちゃんの肌を気遣い、やわらかい衣服を目指すママの実態が明らかになりました。
乾燥肌の赤ちゃん、増加中!
皮膚科医の7割強(74.0%)が『増えた』と実感。
皮膚科の先生の74.0%が、最近乾燥肌の赤ちゃんが『増えている』と実感。
乳児の肌が乾燥しやすい季節は「冬」(84.0%)。一層の乾燥対策が必要。
赤ちゃんの肌の乾燥の実態について把握するために、まず皮膚科の先生に、最近肌の乾燥している乳児(1歳未満の赤ちゃん)が増えていると思うかを聞いてみました。すると、「増えている」(29.0%)という先生が約3割で、「どちらかというと増えている」(45.0%)を合わせ、74.0%もの先生が乳児の乾燥肌が『増えている』と実感しているようです[グラフ1]。
また、皮膚科の先生に乳児の肌が一番乾燥しやすい季節を聞くと、8割以上が「冬」(84.0%)と回答[グラフ2]。湿度が低下する冬は、特に外部の刺激を受けやすいため、繊細な赤ちゃんの肌も乾燥しやすくなっていると考えられます。
赤ちゃんの肌の乾燥対策が、より一層必要な季節到来といえそうです。
グラフ1)最近肌が乾燥している乳児が増えていると感じるか(単数回答)
グラフ2)乳児の肌が乾燥しやすい季節はいつだと思うか(単数回答)
新米ママは赤ちゃんの乾燥肌の原因を季節の変化と考え、
ほぼ全員が乾燥対策中。
「空気の乾燥」 (76.5%)、「気温や気候」(71.3%)など、季節の変化が赤ちゃんの乾燥肌の原因と考えるママが多数。
97.5%ものママが、何らかの乾燥防止対策をとっている。
乾燥肌の赤ちゃんが増加する中、乳児を第一子に持つ新米ママたちは、赤ちゃんの肌の乾燥についてどう捉え、
どう対策しているのでしょうか。
まず、赤ちゃんの肌の乾燥の原因だと思うことをあげてもらったところ、「湿度・空気の乾燥」(76.5%)、「気温や気候」(71.3%)をあげる人が7割以上と多く、季節の変化を乾燥の大きな要因と考えていることが分かります[グラフ3]。
乾燥防止対策としていることは、「おしりを清潔に保つ」「スキンケアローションやクリームを使う」(同63.0%)などで、さまざまな対策をとっているようです。ママのほとんどが何らかの乾燥防止対策をとっており(97.5%)、愛情を持って赤ちゃんを気遣っている様子がうかがえます[グラフ4]。
グラフ3)乳児の肌の乾燥の原因(複数回答)
グラフ4)乳児の肌の乾燥防止対策として、母親としてしていること(複数回答)
皮膚科医は、
親が赤ちゃんの乾燥肌をケアしていないと感じている(94.0%)。
親が乳児の肌の乾燥を気にしない、気付いていないと感じる皮膚科医が9割強(94.0%)。ママが思っている以上に、赤ちゃんの肌はケアが必要。
ほとんどのママが赤ちゃんの肌が乾燥しないよう気遣っていますが、皮膚科の先生からすると、まだまだ不十分のようです。
皮膚科の先生に、親が乳児の肌の乾燥を気にしない、気付いていないと感じることがあるか聞いたところ、「よくある」(45.0%)、「たまにある」(49.0%)を合わせ、『ある』と回答した先生が94.0%と、ほぼ全員[グラフ5]。
先生は親が赤ちゃんの肌の乾燥を十分にケアできていない、と感じています。
グラフ5)乳児の肌の乾燥を親が気にしない・気付かないと感じることはあるか(単数回答)
9割強(95.0%)の皮膚科医が、
衣服の刺激も赤ちゃんの肌の乾燥に『影響する』。
衣服の刺激も乳児の肌の乾燥に『影響する』(95.0%)のに、乾燥の原因として
「衣服の刺激」をあげていたママは26.3%。
皮膚科の先生は、どのような点を親のケア不足と感じているのでしょうか。
皮膚科の先生に、乳児に着せる衣服の刺激が乳児の肌の乾燥の原因になると思うか聞いたところ、「かなり影響する」(24.0%)、「影響することもある」(71.0%)を合わせ、9割以上(95.0%)が『影響する』と回答。皮膚科の先生にとって、衣服の刺激が赤ちゃんの乾燥肌の原因になるということは常識のようです[グラフ6]。一方、前の[グラフ4]で赤ちゃんの乾燥肌の原因として「衣服の刺激」をあげたママはわずか26.3%。このあたりのギャップが、先生が赤ちゃんの乾燥肌を十分にケアできていない、と感じる原因なのかもしれません。
グラフ6)衣服の刺激が乳児の肌の乾燥に影響するか(単数回答)
皮膚科医によると、
赤ちゃんのためには親の衣服にも『気を使うべき』(85.0%)。
皮膚科医によると、乳児を抱く家族の衣服の肌ざわりにも『気を使うべき』(85.0%)。
しかし、実際に気を使っているママは65.7%。
ママにとって、赤ちゃんの肌を乾燥させにくい素材は断然「木綿」。9割超が支持。
皮膚科の先生は、乳児が着る衣服だけでなく、 乳児を抱くときの親の衣服についても、『気を使うべき(
(十分に気を使うべき+多少は気を使うべき)』(85.0%)と考えています[グラフ7]。
一方で実際に『気をつけている(十分に気をつけている+多少は気をつけている)』ママは65.7%でした[グラフ8]。
なお、ママに気遣いの一つとして、赤ちゃんの肌を乾燥させにくいと思う衣服の素材を聞くと、赤ちゃんに着せるものとしても親の着る服としても、「木綿(コットン)」(乳児の衣服:95.3%、親の衣服:90.8%)を支持する人が圧倒的多数 [グラフ9]。赤ちゃんに優しい衣服はコットン、と考えるママが大多数です。
グラフ7)乳児の肌の乾燥を防ぐため、乳児を抱くとき
親の衣服の肌ざわりに気を使うべきか(単数回答)
グラフ8)乳児を抱くときに、
自分の衣服の肌ざわりを気にしているか(単数回答)
グラフ9)乳児の肌を乾燥させにくいと思う衣服の素材(複数回答)
赤ちゃんの衣服に柔軟剤を使用するママが約3人に2人(66.3%)。
赤ちゃんの衣服には66.3%が、自分の衣服には82.8%が使用。
7割以上のママは赤ちゃんの衣服と大人の衣服を一緒にお洗たく。「大人と同じ柔軟剤」(45.7%)か、「大人と同じだが、乳児の肌にもよいもの」(44.2%)を使用している。
赤ちゃんの乾燥肌への気遣いの一つとして、コットンの衣服をあげるママ。柔軟剤の使用については、どう考えているの
でしょうか。
「ほぼ毎回使用する」(54.0%)、「衣服によって使用する」(12.3%)を合わせ、約3人に2人(66.3%)が赤ちゃんの衣服に
柔軟剤を使っています。自分の服に柔軟剤を使用している率は、82.8%となっています [グラフ10]。
また、赤ちゃんの衣服に使用している柔軟剤の種類を聞くと、「乳児用に特定の柔軟剤」(9.8%)は少数派で、「大人の
衣服と同じ柔軟剤」(45.7%)と「大人の衣服と同じ柔軟剤だが、乳児の肌にもよいと言われているもの」(44.2%)が人気を二分[グラフ11]。 これは、子どもの衣服と大人の衣服を「分けて洗たくしていない」(53.3%)ママが過半数を超え、「衣服によっては分けて洗たくをしている」を合わせ7割強(70.3%)が赤ちゃんの衣服を親のものと一緒に洗うことがあることが原因と思われます[グラフ12]。大人の衣服と同時に洗たくしているため、大人と同じ柔軟剤を使うか、赤ちゃんを気遣って、赤ちゃんの肌によいものを選んでいる、ということです。賢く手間を省きながらも、赤ちゃんの肌を気遣い、やわらかい衣服を目指すママの実態が見てとれます。
グラフ10)柔軟剤の使用状況(複数回答)
グラフ11)乳児の衣服に使う柔軟剤の種類(単数回答)
グラフ12)乳児の衣服と大人の衣服の洗い分け(単数回答)
繊維の刺激をやわらげ、赤ちゃんにも優しい柔軟剤を『使いたい』(91.3%)。
繊維の刺激をやわらげ、赤ちゃんにも優しい柔軟剤にママは高いニーズ(91.3%)を示す。
新米ママたちに、赤ちゃんや大人の肌に与える繊維の刺激をやわらげる効果のある柔軟剤を使用してみたいか聞いてみたところ、91.3%もの人が『使用してみたい(是非使用してみたい+まあ使用してみたい)』と回答。現在の柔軟剤の使用率を大きく超えた数値となっています[グラフ13] 。
多くのママが、繊維の刺激をやわらげ、赤ちゃんの肌にも優しい柔軟剤を求めていることが分かります。
グラフ13)「 肌に与える繊維の刺激をやわらげる柔軟剤」の使用意向
ハミングNeoは、少量で繊維の刺激をやわらげる、
赤ちゃんの衣類にも安心の柔軟剤です。
「ハミングNeo(ネオ)」 は、少しの量で効く新世代の柔軟剤として2010年11月20日に発売されました。新しい柔軟成分を配合し、わずか小さじ一杯ほど(8ml)で従来品(ハミングレギュラー)以上のやわらかさを実現し、くり返し使うほどやわらかい着心地に仕上げることができます。誰もが使いやすいユニバーサルデザインで、CO2も従来品より約2割削減しています。
また、乾燥傾向の成人モニターを対象に試験を実施し、「カサつく肌にやさしい着ごこちに仕上げる」ことを確認しています。さらに、6カ月以上の赤ちゃんに対してもホームユーステストを行い、安心してお使いいただけることも確認しています。少量でふんわりやさしい肌ざわりに仕上げるハミングNeoは、赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭にぴったりの柔軟剤です。
ハミング Neo(ネオ)ホワイトフローラルの香り
写真左) [本体]400ml
写真右) [つめかえ用]320ml
ハミング Neo(ネオ)ベビーパウダーの香り
写真左) [本体]400ml
写真右) [つめかえ用]320ml