温め効果で「血めぐり」のよい体に ママ・家事・家計 今すぐ役立つあんしん子育て基礎知識
まだおしゃべりが上手にできない赤ちゃんと、コミュニケーションがスムーズに図れたら楽しそうですよね。
赤ちゃんがお手てを使いながら「○○が欲しい!」「○○がしたい!」と、ママやパパに気持ちを伝える‐‐。それがベビーサインです。
ベビーサインの魅力と赤ちゃんに教えるポイントを、NPO法人 日本ベビーサイン協会 理事長・吉中みちるさんに教えていただきました♪
私がベビーサインに出会ったのは、長男が誕生したとき。「この子はまだ話せないけど、伝えたいことがいっぱいあるはず!」と思ったのがきっかけでした。
赤ちゃんは泣いたり、「ア~ア~」と声を出してママやパパに気持ちを伝えようとしますが、それでは明確に伝わらないことも…。
また疲れていたり、忙しいときは「おむつは濡れていないし、ミルクも飲んだばかり。抱っこしても泣き止まないし…。どうして泣くの?」とイライラすることもあるのではないでしょうか。
そんなギクシャクしがちな赤ちゃんとのコミュニケーションを、楽しくするのが「ベビーサイン」です。初めからスムーズにはできないかも知れませんが、1~2ヵ月すると、赤ちゃんが「○○が欲しい」「○○がしたい!」とお手てを使って気持ちを伝えてくれるようになります。
そうすると親子のコミュニケーションはよりスムーズになり、ママやパパが「何が言いたいんだろう?」と悩んだり、イライラせずに余裕をもって赤ちゃんと向き合えるようになりますよ。
1.ミルクちょうだい
牛の乳を搾るように、開いた手をグーに握る。
2.もっと
両手の指先を軽く閉じたまま、手と手をトントンと触れ合わせる。
3.おしまい
胸元で両手を合わせる。
4.痛い
人差し指を触れ合わせる。表情は痛そうに!
5.○○はどこ?
人差し指を立てて、左右に振る。
*このサインは絵本を見ながら「○○はど~こだ?」など、ゲームにすると楽しめます。
ベビーサインは、生後6ヵ月頃から始めるのが目安です。
教えるときのポイントは次の通りです。
○楽しい雰囲気の中で、赤ちゃんとしっかり目を合わせて教える。
○最初は5~10個ぐらいのサインを教えて、どんなサインに興味を示すか様子を見る。
○「ミルク」「もっと」など生活の中で使いやすいサインから教える。
*「待って!」「危ない!」など、危険を知らせるサインやしつけ目的のサインは、月齢の低い赤ちゃんには理解が難しいため、興味を示し てくれないことが多いです。
○赤ちゃんがサインを覚えるには約1~2ヵ月かかるため気長に付き合う。
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