温め効果で「血めぐり」のよい体に ママ・家事・家計 今すぐ役立つあんしん子育て基礎知識
赤ちゃんが生まれると生活環境がガラリと変わるうえ、出産によりホルモンバランスも変化するため、心身ともに不調を感じる女性は少なくありません。
そこでNPO法人マドレボニータ代表で、産後セルフケアインストラクターの吉岡マコさんが、産後の女性が心身ともに健康な状態で子育てをするためのポイントをアドバイス!
また自宅でカンタンにトライできる体操を動画で紹介♪
ぜひチャレンジしてください。
出産という大仕事を乗り越えて始まる赤ちゃんとの生活。一見、温かくて幸せなイメージがありますよね。しかし現実は「疲れやすいし、肩も背中もバリバリにこって、腰にも痛みが…」「なんで、こんなにイライラするんだろう?」と、心身ともに不調を抱えながら子育てをスタートさせる女性は少なくありません。
赤ちゃんは可愛いし、幸せなのはウソじゃない…。でも「自分の体がもっと元気で、精神的にも安定していたら子育てがさらに楽しめるのに…」というのが、多くの産後女性の本音ではないでしょうか。
体がボロボロだと心もすさんできます。そんな状態で子育てするのはツライですよね。
家族のためにも、自分のためにも大切にしなくてはいけないのは母となった女性の健康です。
産後の不調を防ぐために、まず実践して欲しいのが体を温めることと休めることです。 産後すぐは、子宮の回復を促すために下腹部を重点的に温めてください。さらに足首、膝、お腹、首まわりを保護して、冷やさないように気をつけましょう。
また産後1ヵ月は休養が大事! この時期だけは無理をせずに、家事や上の子のお世話は家族や友人、ファミリーサポートなどに頼み、できる限り横になって安静に過ごしてください。
そして産後1ヵ月を過ぎたら、少しずつ体を動かしてリハビリを。とくに筋力と持久力が弱っているので、まずは体力の回復が必要です。そのためにはダイエットではなく、体を動かす習慣と、正しい姿勢や動作を心がけることが一番です。
今回は、自宅で気軽にできる簡単な体操や正しい姿勢を保つポイントを動画で紹介します。ぜひチャレンジしてくださいね!
腹式呼吸をしながら、骨盤・背骨・頭がい骨をゆっくり動かすことで
〇心と体をリラックス。
産後は、夜中の授乳や夜泣きで睡眠が細切れになりがちです。そのため心がけて欲しいのが、短時間でも良いので質の良い睡眠をとること。
眠れないときは、首の後ろを温めると副交感神経が高まりリラックスして眠れますよ。
立ち上がるときや座るときなどに姿勢を意識することで
〇腹筋・背筋が鍛えられ、お腹周りがキュッと引き締まります。
産後はダメージを受けた子宮の回復を促すためにも、またポッコリお腹を引き締めるためにもお腹周りを温めることは必須!
お腹周りが冷えるとエネルギーが燃焼しづらく、脂肪がつきやすくなります。
肘を大きく動かして、肩甲骨を柔軟にすることで
〇肩甲骨・肩・首周りの老廃物を排出し、肩コリを解消。
さらにコリ固まった肩の筋肉がほぐれることで
〇首が長く見え、デコルテラインが美しく見えます。
産後は、慣れない動作や緊張から肩に力が入りやすく、肩コリに悩まされがちです。肩コリを防ぐには、日々の動作すべてに腹筋を使い、できるだけ肩の力を抜くこと!
とはいっても腹筋が弱って、肩に力が入ってしまうのが産後の特徴です。そのためお腹周りを温めてエネルギーを高めましょう。
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