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慢性不調を改善する症状別・健康生活術

温め効果で「血めぐり」のよい体に ママ・家事・家計 今すぐ役立つあんしん子育て基礎知識

慢性不調を改善する暮らしのポイントについてお話を伺いました

疲れ目、肩こり、腰痛、生理痛など育児ママの悩みである慢性不調!
ただでさえ子育てや家事に忙しいママにとって何とか改善したいものですね。

そこで今回は、疲れ目、肩こり、腰痛、ストレス、冷え症などの症状別の慢性不調を改善する暮らしのポイントについて、医学博士で血めぐり研究会主任研究会員、「健康科学アドバイザー」の福田千晶先生にお話をうかがいました。

お話をうかがった人
福田千晶先生
福田 千晶先生
ふくだ ちあき



医学博士。血めぐり研究会主任研究会員。慶応義塾大学医学部卒業。医師として活動後、現在、フリーの健康科学アドバイザーとして講演と執筆、テレビ・ラジオ番組を中心に活動。

目の周りの筋肉をほぐす

パソコン作業など、近くを見続ける作業は当然目にはよくありません。目の周りの筋肉が緊張して固まってしまうので、それをほぐすケアが必要です。

  • 目の周りの筋肉の緊張をゆるめる
    疲れたときは目の周りをマッサージしてみましょう。遠くをぼんやり眺めるだけでも、目の筋肉の緊張はほぐれます。
  • 目を温める
    蒸しタオルで10 分間ほど、目を温めましょう。とくに気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。
  • よく眠る
    良質の睡眠のために、寝る前はゆっくりお風呂に入ってリラックスしましょう。
  • 姿勢を正す
    前傾姿勢になると目も疲れやすくなります。

リラックスして血めぐりを改善

どもを抱っこしていたり重い荷物をもったりと育児ママにに多い肩こり。こりのある部分の筋肉が張って血管を圧迫すると、血めぐりが悪くなり、さらにこりが起こりやすくなるという悪循環に。

「今日は疲れたー!」というときは、リラックスできる時間を持って血めぐりケアをすることが大切です。

  • ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
    入浴剤は、血行をよくするものや、香りや色でリラックスできるものを選びましょう。
  • 「疲れたなぁ」と思う部分を温める
    温熱シートなどを利用し、こっている部分を温めましょう。気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。 
  • アロマなどで好きな香りを楽しむ
    リラックスできる香りを選びましょう。
  • ストレッチで筋肉の緊張をほぐす

  • 肩や首を冷やさない衣服を選ぶ

予防が肝心。温めケアで改善

長時間座りっぱなし、あるいは立ちっぱなしの作業は、筋肉が疲れて疲労物質がたまり、腰痛が起こりやすくなります。

痛くなってから対処するのではなく、痛くなる前から温めケアなどで予防しましょう。

  • 仕事前に腰を温める
    温熱シートなどであらかじめ腰を温めておきましょう。
    気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。
  • 仕事中にときどきストレッチをする
    体を動かして血めぐりをよくしましょう。
  • 夜はぬるめのお風呂にゆっくりつかる
    入浴剤は、血行をよくするものや、香りや色でリラックスできるものを選びましょう。
  • 腹筋を鍛える
    腰だけでなく、腹筋も使って上体を支えられるようになりましょう。

ストレスケアと睡眠をしっかりと

生理痛になりやすい方は、ストレスケアと睡眠をしっかり確保する生活を心がけましょう。生理痛には冷えも大敵。

「温めケア」で血流を改善し、できるだけ痛みを遠ざけましょう!

  • お腹を冷やさない
    生理の前日から温熱シートなどでお腹を温めるようにしましょう。気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。血流をよくするためには、きつすぎる下着などはNGです。
  • ストレスをためない
    ストレスも、冷えや血流の悪化につながります。温かい飲み物を飲む、好きな音楽を聴きながら蒸しタオルで目を温めるなど、自分なりにリラックスできる方法を用意しておきましょう! 
  • よく眠る
    良質の睡眠のために、寝る前はゆっくりお風呂に入ってリラックスしましょう。

とにかくリラックス

脳が活動モードになっていると、なかなか寝つけず、睡眠の質も悪くなってしまいます。ぐっすり眠るためには、活動モードからリラックスモードへと、うまく切り替えをすることが大事です。

  • 早く寝て、その分、早く起きる
    疲れがたまっているときは、12 時前に布団に入りましょう。
  • 疲れていても湯船にゆっくりつかる
    シャワーだけで済まさず、38 ~ 40 度くらいの湯船にゆっくり入りましょう。入浴剤を入れてリラックスするのもいいです。
  • 目を温める
    気持ちのいい40度くらいの温度はリラックス感につながります。
  • 脳のホワイトボードを消す
    明日やらなければいけないことなど、気になることはメモ帳に書き留めて、脳のホワイトボードからは消し去りましょう!

気分転換の方法を探す

ピリピリしてるな、緊張してるなと日常の中で感じたら、気分がほっとできる手段を見つけて試してみましょう。

  • 温熱シートを気持ちいいと思うところに貼る
    気持ちのいい40度くらいの温度はリラックス感につながります。
  • 温かい飲み物を飲んでほっとする
    カフェインが含まれないハーブティなどがおすすめです。
  • 音楽や香りを楽しむ
    ゆったりした音楽や癒し系の好きな香りで気分を落ち着けましょう。
  • からだの疲れをためない
    ストレスが大きいときこそ、からだの疲れをためないようにしましょう。

温めケアで消化管の働きを活性化

ウサギの糞のようなコロコロ便の人は冷えタイプの便秘です。冷えると消化管の血めぐりが悪くなって、腸の働きが悪くなるのです。これを弛緩(しかん)性便秘といいます。

便秘もやはり、からだを「温めること」が大切。温めると、消化管の働きがよくなります。

  • おなかを温める
    蒸しタオルや温熱シートで温め、消化管の働きをよくしましょう。気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。
  • 軽い運動を継続する
    職場のトイレは上下の階を利用するのもいいですよ。
  • 朝ごはんをしっかり食べる
    朝食を食べることで腸がしっかり動き出します。
  • 行きやすいトイレを見つけておく
    行きたくなったら我慢しないですぐ行けるように、会社や外出先で行きやすいトイレを見つけておきましょう。

体の中と外を温める

手を首の後ろや足首などに当ててみて、手の暖かさが気持ちがいいと感じるなら、からだは冷えています。肩こりや頭痛などの症状がある場合も、冷えが関係していることがあります。

ストレスも冷えの原因になりますので、リラックスを心がけましょう!

  • 冷えない衣服を心がける
    重ね着で空気の層をつくると温かさが保持できます。
  • 温熱シートを気持ちいいと思うところに貼る
    からだ全体が冷えている場合は、まずは腰に貼ってみましょう。 気持ちのいい40度くらいの温度がおすすめです。
  • 温かい飲み物を飲む
    からだが温まるだけでなく、気持ちも落ち着きます 。
  • 冷たいものばかり食べない
    食事の中に、必ず一つは温かいものを入れるようにしましょう。

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体を温め“血めぐり”を改善しよう

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