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育児・子育てママの睡眠不足解消法

温め効果で「血めぐり」のよい体に ママ・家事・家計 今すぐ役立つ あんしん子育て基礎知識

睡眠不足のママたちへ。

睡眠不足のママたちへ。小さなお子さまの育児中には、どうしても睡眠不足になりがちです。すると、ささいなことでイライラしたり、落ち込んだりと、子育てにも悪影響が。
無理をして疲れをため込まないように、上手に睡眠をとりましょう。

赤ちゃんが睡眠リズムを作るまで

産まれたての赤ちゃんは、一日のほとんどを眠って過ごします。成人の場合、レム睡眠(夢を見ている浅い眠り)の割合は20%程度ですが、赤ちゃんは約50%を占めています。脳が活発に働いているレム睡眠によって、脳を発達させているのです。

この時期の赤ちゃんは、小刻みに眠ります。まだ脳が発達していないので、睡眠をコントロールすることができないからです。レム睡眠によって脳が発達してくると、夜にまとめて眠るようになりますが、それは生後3か月を過ぎた頃からです。

赤ちゃんの睡眠パターンを作るために気をつけたいことは、朝は明るく、夜は暗くして、昼夜のメリハリを作ること。
朝は辛くてもいったん起きて、カーテンを開けましょう。まぶたを閉じていても、眼球は光を感知するので、赤ちゃんに朝の信号が伝わります。
一方この時期のママは、寝不足と慣れない育児で辛い時期ですが、仮眠をうまく取り入れて乗り切りましょう。

赤ちゃんが睡眠リズムを作るまで

上手な仮眠の取り方

子どもに手がかかる乳幼児期のママたちにおススメなのは、仮眠で睡眠不足を補うこと。
ポイントは、「15時までに20分以内」です。極端な睡眠不足の場合は、90分くらい眠ってもOK!子どもと一緒にスヤスヤ眠る幸せを味わうのもいいですね。

ただし、15時以降に30分以上昼寝をするのは避けましょう。睡眠欲求が満たされて、夜になって、本当に眠りたいときに眠れなくなってしまうからです。夕食後のうたた寝も同じです。意外と盲点ですから、気をつけてください。

上手な仮眠の取り方

夜、眠る前にはリラックス

熟睡するためには、心身の緊張をとり、十分にリラックスをすることが大切です。緊張したままだと眠れないし、眠れたとしても眠りが浅くなってしまいます。

お子さまと一緒にお風呂に入ってリラックスしても、パパが帰宅して家事をし始めると、再び活動モードのスイッチが入ってしまいます。
次にご紹介する方法で、お休みモードに切り替えましょう。

夜、眠る前にはリラックス

眠りにつくときに

●ホットタオルなどで目を温める

ホットタオルなどで目を温める

視覚情報を頼りに生きている現代人は、知らず知らずのうちに目のまわりが緊張しています。目にホットタオルを当てるのは、誰もが"気持ちいい!"と口をそろえる効果的な方法。ただ、ぬれタオルを作ったり、片づけたりするのが面倒なのも確か。

そんな人には、手軽に使える「目を温めるタイプのアイマスク」がおすすめです。
ホットタオルは動くとタオルが落ちてしまいますが、このアイマスクは耳にかけて固定できるので、そのまま眠ることができるのが便利です。

●肌ざわりのよいパジャマやシーツを

ゴワゴワした肌ざわりのものだと、睡眠中の無意識の状態でも、肌はストレスを感じます。

パジャマやシーツを選ぶときは、目を閉じて肌にふれる感触を確かめながら、肌が触れた瞬間に、気持ちよさに包まれるものを選びましょう。

●体にあった枕を

立っているときの自然な姿勢を、寝ているときにも保てることが大切です。枕は首をやさしく支え、後頭部が安定する形のものを選びましょう。男性と比べて小柄な女性は、低めの枕がフィットします。

本当に合っている枕は体と一体感があるので、枕をしていることを忘れるほど。全身の力が抜けて、リラックスできます。

●眠り始めに深呼吸

深呼吸を10回以上繰り返してから眠りにつきましょう。

寝始めの呼吸が深いと、睡眠中全体の呼吸が深くなります。すると体内に取り込む酸素量が増えるので、効率よく疲れが取れます。
簡単な方法ですから、どうぞ試してみてください。

三橋 美穂 先生(快眠セラピスト)
解説・指導 三橋 美穂 先生(快眠セラピスト)
寝具メーカーの研究開発所長を経て独立。睡眠を多角的にとらえた実践的でわかりやすいアドバイスが、テレビや雑誌で人気。著書に『ねこに教わる快眠レッスン60』(PHP研究所)、『幸せを呼ぶ 快眠ヒーリング』(日本実業出版社)など多数。

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