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役立つ"パパ"講座

助産師さんが教える! 沐浴レッスン

役立つ"パパ"講座

沐浴や着替えなど、慣れない赤ちゃんのお世話は、泣くとアタフタしますよね。
また「首がすわっていないので怖い」と言うパパも多いと思います。
そこで助産師・小笠原絢子さんが、新生児ベビーの着替え・沐浴・お風呂上りのケアの方法を動画でレクチャー。わかりやすくポイントを解説します。

助産院 さくらバース
助産師・小笠原絢子さん

助産師歴6年。日本医科大学武蔵小杉病院 産科勤務を経て、助産院 さくらバース(川崎市中原区)、北村医院(同)で、妊婦健診やお産のサポート、授乳・沐浴指導などを行う。プライベートでは3歳の男の子のママです。

生後1ヵ月ぐらいまでは沐浴を

新生児は抵抗力が弱く、おへそがジクジクしている間は細菌感染の心配があるため、お風呂はパパやママと一緒に入らず、生後1ヵ月ぐらいまでは沐浴をしてください。
パパの中には「沐浴中に赤ちゃんが泣いてしまうと、どうして良いかわからない」と言う方もいますが、赤ちゃんはお腹がすくと泣くので、母乳・ミルクをあげてから1時間後ぐらいに沐浴するのが良いでしょう。飲んだ直後は、吐きやすいのでNGです。
また赤ちゃんとパパ・ママは、一心同体。パパが焦ったり、緊張すると、赤ちゃんも不安になって泣き出すので、「お風呂だよ~。気持ちいいね~」など声をかけながら、リラックスした雰囲気作りを心がけてください。

チャレンジしたのは...

清吾(せいご)くん(生後1ヵ月)のパパ

助産師さんの指導のもと、新米パパが沐浴やおへその消毒などのケアにチャレンジします。

まずは温かい場所で、沐浴の準備をしましょう。お風呂場や洗面所が寒いときは、リビングなど温かい部屋で沐浴させてもOK!
また着替えや沐浴は、床の上で行うと、かがんだりして腰に負担がかかり、なかには腰を痛めるパパもいるので、大変なときは無理せずにテーブルの上などで行ってください。ただし赤ちゃんからは絶対、目を離さないこと! 新生児でも落下事故の危険があるので注意してください。

  • 沐浴前に着替えやおむつ、バスタオルを準備します。
  • 沐浴は、母乳やミルクをあげてから1時間後ぐらいがベスト。
  • 洋服や肌着を脱がせるとき、赤ちゃんの腕は無理に引っ張らないこと。

新生児は新陳代謝が活発なうえ、おしっこやうんちの回数も多いので、体調が悪くない限りは、毎日沐浴を。ベビー石けんを使って、手際よく頭やカラダを洗い、5分ぐらいで洗い終わるようにしてください。
また昼・夜は問わないので、毎日、できるだけ同じ時間帯に入れて、生活リズムを作るように心がけましょう。

  • お湯の温度は、夏は38度ぐらい。冬は39~40度ぐらいが目安。湯温計で計っても良いですし、慣れてきたら肘の内側をお湯につけて確かめても○。
  • 泣いたり、暴れるときは、胸・お腹に大きめのガーゼ(沐浴布)をかけてあげると、落ち着くことがあります。
  • 洗うのは、顔→頭→カラダの前→カラダの後ろ→おまたの順に。

沐浴が終わったら、おへその消毒は必須。へその緒がとれかかると、消毒したとき綿棒に少し血がつくことがありますが、おへそから血がタラタラと垂れていなければ心配いりません。また耳や鼻のお掃除もしましょう。
新生児は皮脂分泌が盛んなため、肌の乾燥が気にならなければ、ベビークリームなどを塗って保湿する必要はありません。

  • へその緒がとれて、おへそが乾燥するまでは、出産退院時に産院などでもらう「おへその消毒セット」を使って、沐浴後、必ずおへその消毒をします。
  • 耳の掃除は、綿棒で耳の周りだけをキレイに。鼻は、鼻水などが出ていたら、ティッシュや綿棒でとります。ただし耳の奥や鼻の奥までは、掃除しないこと。
  • 沐浴後は、母乳やミルクで喉を潤してあげましょう。

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