さて、第5回目にお届けするのは『ハンドトリートメント(前編)』です。
皆さんは『ハンドトリートメント』、といえばどんなイメージをお持ちでしょうか?
「短時間でできる」
「何かのサービスでおまけでついてくる」
「ボランティアでみかけたことがある」…
そんなイメージをお持ちかもしれません。
確かに、テーブルや椅子があればすぐに出来るのも魅力のひとつです。
そして実は手軽にできて、本当はとても奥が深いのが『ハンドトリートメント』でもあるです。
手には「ツボ」・「反射区」などといわれる身体の様々な部位に連動している部分がたくさんあります。
そこを刺激することで、身体がぽかぽかと温まってきて、気付けば肩こりや頭痛、内臓の疲れがとれていた、ということもあります。
また、肌と肌が触れると何故かほっとしたり、心を許せたり…そんな経験ありませんか?
実は「触れる」という行為は、「心」の動きにとても関係があるといわれています。
ベビーマッサージなどでも赤ちゃんのお肌に手を添えて、お母さんがゆったり深呼吸…それだけで赤ちゃんにお母さんのゆったりとリラックスした気持ちがちゃんと伝わって、「しーーーん」とする時間があります。
不思議なことですが、毎回「あ、伝わっているんだ」とじんわり感じる、すばらしい一瞬です。
「言葉がなくても、言葉以上に相手の心に深く響くステキなコミュニケーション」
それがハンドトリートメントなのかもしれません。
では次の項では
『手に触れることで心に触れる』
そんな体験をぜひご家族みんなでやってみましょう。
ハンドトリートメントといっても様々な方法がありますが、今回は5~10分ほどでできる流れの前編をご紹介します。
前回の記事でお伝えした、『手浴』をしてから行うとより一層効果的です♪
【用意するもの】
◆バスタオル
◆ハンドタオル
・ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなどを使うとさらに心地よさがアップします。(パッチテストをしていただくと安心です)
・大人の場合はアロマテラピーの精油を垂らすのもおすすめです。
【手順】
①オイルを使う場合は適量を手にとり、あたためるようにしながら手の先からひじの上あたりまでなじませます。
②手の平を上下からはさむように包み込み、ゆったりと深呼吸します。
③エフルラージュ(軽擦法)を行います。
手首~ひじのあたりまで手のひらを密着させて、適度な圧をかけながら撫で擦ります。
これだけでも十分心地よいものです♪
④手のひらも時計回りにエフルラージュを行いましょう。適度な圧で行います。
今回はここまでです。後編は次回にご案内しますね。
ベビー、キッズからご年配の方まで、みなさんでゆったりと楽しめるハンドトリートメント。
わが家でもすっかり子どもたちも上手にやってくれるようになりました♪
(写真はムスコによるハンドトリートメント)
朝晩も冷え込む季節です。
「今日はこんなことがあったよ」などとお話しながら、ぜひ身近な方でお互いに肌を触れあい、心に触れてくださいね。
ビアンジェ斉藤智子のブログ
アロマテラピー、ベビーマッサージ、ベビースキンケアのレッスンのほか、ママ&プレママさんのためのデジカメ教室、親子の撮影会「フォト*タッチ」などお子様と一緒に楽しめるイベントやレッスンも企画しています。
斉藤 智子 【ベビーマッサージ&アロマテラピー教室『ビアンジェ』主宰】
記事テーマ
ママの生の声から実感したのは、ママが上手に気分転換をしたり、リラックすることは、家族の笑顔につながること。ベビーマサージの基本でもある『タッチケア』の大切さは年齢を問わず大切なコミュニケーションであること。
ママ&ベビー×スキンシップ×香り~をテーマに、家族みんなで楽しむアロマライフやタッチケアを連載します。