“朝の時間”と“夕方~子どもが寝るまでの時間”は、働くママにとっては“戦場”と言っても過言ではない位忙しく目が回りそうな時間ではないでしょうか。
子どものことと自分のことをこなすだけでも精一杯。
するとついついオザナリになってしまいがちなのが夫婦間のコミュニケーションかもしれません。
私も夫婦共に多忙を極めていた時には夫婦の会話が本当に少なくなっていました。本当に忙しい時には顔を合わせるのもままらなないような状況で、何日も顔を見ていない日が続くこともザラでした。
久しぶりに顔を合わせた時には、お互い伝えておかなければならないことを一気に伝え合う上に、子どもたちに会話に入り込まれないうちに伝えようとするので、猛スピードで会話していた記憶があります。
その上、
・夕食を家で食べる日はいつか。
・子どもたちの保育園の送迎を出来る日はいつか。
・帰りの早い日はいつか。
等々、各々の予定を組む為に必要なことの確認が主になってしまっていたので、知らず知らずのうちに事務処理的なやり取りが増えて、メール/電話もいつしか素っ気なくなっていました。
そんな“事務処理的な会話”が夫婦の会話の中心になってきていた頃、
「夫婦って簡単にすれ違っちゃうのかもしれないな。」 と感じたものです。
夫婦の会話が事務連絡中心になっていることに危機感を感じた私は、そのことを夫にも伝え“夫婦すれ違いの対処策”を色々と練りました。
会話量の少なさを解消するために、最初は交換日記を試してみたのですが、私たち夫婦の性に合わず続きませんでした。
夫婦間の事務連絡は9割がたがお互いのスケジュールや子ども絡みのスケジュールの話であることに気づいた私は、キッチンに大きなカレンダー(日付部分に沢山余白があり、書き込むコトが出来るもの)を置き、それぞれのスケジュールを書き込んで一目でお互いのスケジュールが把握できるようにしました。
また、家族が一堂に会することが出来る時間は1日の中で朝しかなかった為、一家団欒の場を朝食とし、朝食は皆で揃ってとるように心がけました。
夫が1番最初に家を出る人だったので、夫の朝食時間前には私も起きるように頑張りました。そして、子どもたちも一緒に食卓を囲むことが出来るように早く起こすことにしました。
これらに加えて私が気をつけたのは、離れている間のコミュニケーションツールとして欠かせない“メール”本文の内容です。
事務連絡のみのメールだと本当に味気なく。YesかNoのみで返信が出来るような内容になりがちです。
例えば、
私:「明日の朝早く家を出なければならないから、子どもたちを保育園に連れて行ってもらえる?」
夫:「了解。」
こんな業務連絡のようなメールのやり取りでは寂しさが募ります。
なので、事務連絡の後に一言か二言相手への感謝の気持ちを加えたり、自分の今の状況報告を加えたりするように心がけました。
例えば、
「いつも快く引き受けてくれてありがとう! すごく助かるよ♪」
「今日行ったランチのお店、すごくステキだったから今度一緒に行こう!」
等々。
まとめると、夫婦すれ違いの危機脱出の為にまず実践したのは3点です。
① スケジュール共有のための工夫
⇒キッチンのカレンダーにそれぞれのスケジュールを書き込んで見える化
② 朝食を一家団欒の場とし、朝食は皆揃って。
③ 連絡事項に一言メッセージを加えたメールを心がけ、無味乾燥なメールを避ける。
これらは夫婦2人で色々と試しながら徐々に確立したことであり、継続することが出来た上に夫婦すれ違いの危機脱出に繋がったことでもあるので、自信を持ってオススメします。
相手を変えるのは大変ですが、自分を変えるのは簡単にできます。
そして、自分が変われば相手も変わります。
先述で、私が夫に送るメールの内容に注意したことをお伝えしましたが、夫を気遣う気持ちや夫への感謝の気持等々をメールに盛り込むことを常に心がけた結果、夫も色々とメールしてきてくれるようになりました。
相手に変わってほしい点があれば先ず自分から変わる。 これは鉄則です。
子どもが産まれてから、夫婦の会話が子どものことばかりになった。
という話を良く聞きます。お子様の成長を共に感じ喜ぶ姿勢としてこれはとても微笑ましいことではありますが、夫婦の会話が子どもの話題だけになってしまうのはちょっと淋しい気がします。
育児と仕事とで日々忙しい中で、“敢えて”夫婦だけの時間を作ってみてはいかがでしょう。
夫婦でDinnerに出かけたり、映画に行ったり、コンサートに行ったり。
まとまった時間が難しければ30分でも子どもを誰かに預けて大人だけの時間を作り、2人で散歩に出かけてみるのもオススメです。
私たち夫婦は、2人が行きたいコンサートやイベントがあったり、結婚記念日等の時にはシッターや誰かに子どもたちをお願いして出かけるようにしています。
でも実は、そうするようになったのは最近のことで、数年前にはその“敢えて”の為のシッター手配すらも億劫になっている自分がいたものです。
それでもやはり、夫婦でちょっとした非日常を味わうことは夫婦にとって大切なことだと実感しています。
たまには子どもから離れた夫婦水入らずの時間を持って、久しぶりのデートを楽しんでみてはいかがでしょう。
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小田木 友依 【ワー育.jp代表】
記事テーマ
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