働くママは色々な罪悪感を抱えながら生活しています。
・がっつり働けないことで、職場の人への罪悪感
・子どもを預けることへの罪悪感
・子どもに「忙しいから」「後でね」ということばかり言ってしまい、罪悪感
・夫にイライラをぶつけてしまい、罪悪感
・子どもに厳しくしてしまって罪悪感
等々。
中でも、”子どもを預けることへの罪悪感”は殆どの働くママが感じているようです。
「保育園に預けてごめんね」
「一緒にいる時間が短くてごめんね」
「お迎え遅くなってしまってごめんね」
そんなことを言いながらお子様を保育園に預けている働くママは多いのかもしれません。
私は3人の子どもを1歳になる前から保育園に預けて働いてきたので、そんな気持ちになるのは良くわかります。
長男を預け始めの頃、別れ際に大泣きする我が子を預けて仕事に向かう時には、後ろ髪引かれる思いで胸いっぱいとなり、駅へ向かう道でポロリポロリと涙が出てきて、必死にそれを拭いながら会社に向かったことがありました。
心の中で「早くお迎えにいくからね。」「待っててね。」と何度も何度もつぶやきました。
でも、私は子どもを預けることに対して「ごめんね」と言ったことはありません。
「ごめんね。」と私が思ったり、言葉で発したりしている時は自分の中からマイナスなエネルギーが出ていると感じたからです。
そして、そのマイナスエネルギーは子どもへ伝染します。子どものみならず周りに伝染していきます。
だから、私は子どもに対して
「今日も元気に保育園に行ってくれてうれしいよ。ありがとう。」
「○○ちゃんが待っていてくれたから安心してお仕事できたよ。ありがとう。」
という言葉かけをしてきました。
ママから「ありがとう」という言葉をもらい、チュッとほっぺにKissされて、ギュッと抱きしめられる。
お迎えの時にこんなプレゼントをもらうと子どもは満面の笑みでとっても喜んでくれます。
同じように、保育園の先生や職場の人たちにも「申し訳ありません」や「ごめんなさい」じゃなくて「ありがとうございます」「助かります」という言葉かけをしてみてください。
プラスエネルギーの出る言葉を発していると周りの空気が変わってきます。
周りを味方につけて人間関係を良好に保つ為のワンポイントです。
育児には不可欠の発達心理学の大学教授であり、オヤコラボやワー育.jpを監修してくださっている田島先生から教えていただいたことがあります。
・子どもを早期に他者に預けることでの発達や学力に及ぼす悪影響はないことは
学術的に証明されている。
・個人差はあるが、1歳半~2歳位のイヤイヤ期は、親元から離れて社会への
一歩を踏み出そうとしている時期に起こることであり、成長の証。
・子どもは親、学校、社会の三位一体で育てていくもの。
子どもは自立する為に学校や社会の存在を必要としています。
家族という最小限の社会から学校、地域社会へと飛び出して、それぞれでの関わりを通して学び、成長しているのです。
従って、保育園に早期に預けるということは早期に学びの場を提供してあげていることになります。
再び私の話になりますが、3人の子どもたちは早期に家庭以外での自分の社会、自分の居場所を確保し、お友だちとの共同生活の中で沢山のことを学びました。
私はこの効果に驚き、保育のプロである保育士に育ててもらえる保育園の存在の大切さを強く感じています。
長男と次男は1歳6ヵ月差なのでかなり年齢が近いのですが、次男妊娠中や出産後、長男が次男のことを受け入れ、大きな混乱なく新しい生活リズムをつかんだのも、彼には彼の社会(保育園での)があり、お友だちがいて、信頼できる先生方が見守ってくれたからだと、実感しました。保育園の存在にはいくら感謝しても足りないくらいです。
多くの人に愛され、社会性が身につき、協調性が養われ、自立した子どもになる。
早期から子どもを預けることは子どもに素晴らしい学びの場を提供することなのではないでしょうか。
「○○ができてない」
「××じゃなくてはならない」
「△△なはずじゃない」
ついつい、人間は足りない点や出来ていない点に目が行きがちです。
ダメ出しする癖がついているからでしょうか。
ダメ出しではなく、イイ出し(造語です)するようにしてはどうでしょう。
マイナスだと思っていたことが、実はプラスな面だった♪
という、嬉しい発見があるかもしれません。
先ずは自分に対して”イイ出し☆”をしてくださいね。
小田木 友依 【ワー育.jp代表】
記事テーマ
妊娠しても出産しても綺麗でいたい! いつも輝いていたい! そんな願望は誰しもがもっているはず。 でもどこかで「そんなの無理」と諦めてしまってはいませんか? ちょっとしたコツやマインドの持ち方次第で、日々の生活が劇的に変わります☆ 育児も仕事も自分らしく楽しむ方法をお教えします。