今回は「仕事と育児の両立のコツ」をテーマにしました。 私の住む北海道でも、様々なメディアでインタビューを受ける事が多いのですが、その中でも必ずと言ってよいほど聞かれる質問でもあります。
私は、10年前に出産をしたのですが、当時の社長のご厚意もあり、産前産後3ヵ月のお休みをいただき生後2か月で職場復帰をしました。
娘の首が座っていないということともあり、月の半分は実家(十勝)の母に札幌に来てもらい、面倒をみてもらい、残りは託児所。そんな生活が1年間続いたのですが、60歳を過ぎていた母は大変だったに違いありません。
夫も育児に家事に積極的に協力してくれました。お陰で料理は私よりも上手です。何故か抱っこひもだけは拒絶されましたが・・(笑)
復帰後は1日4時間の短時間労働からはじめました。同じ量の仕事を半分の時間でこなさなくてはならず、最初は四苦八苦していました。
そのうち、時間をうまく活用する技を身に付け何とかこなせるようになっていきました。もちろん、他のスタッフ協力無くては出来なかったことだと思います。
仕事が終わり、帰宅してからが戦争です。娘と離れていた時間を埋めるために、思いっきり抱きしめてあげたいのですが、夕食の準備、洗濯・・
大泣きする娘を横目で見ながら家での仕事が始まるのです。
あの時の葛藤は今でも忘れられません。
1歳を過ぎたころから夜泣きが始まり、6ヵ月間は続いたと記憶しています。どんなに眠くても朝がやってきてまたいつも生活が始まり、正直くたくたでした。
だけど、これまでやってこれたのは家族や周りの人の協力や支えがあったからです。決して私1人で出来た事ではありません。
以前、ラジオ番組のパーソナリティをさせていただいていた時に、毎回、働くママをゲストにお迎えして育児と仕事の両立のコツなどについてお話を伺っていたのですが、ほぼ全員の一致した考えとしては「周りの方の協力を得る」ということでした。
私も本当にそうだったな~。たくさん、人に甘えきたな~。って、頷きながら聴いていました。
育児と仕事を両立するための最大のコツは、一人で完璧にやろうとはせずに周りの方に相談しながら、そして協力してもらうこと。それに尽きるのではないでしょうか。
阿部 夕子 【株式会社Mammypro代表】
記事テーマ
「ママナビ」、「ママ住ま」には北海道札幌在住で0歳~小学校低学年のママ中心に毎月3万人近いママに訪問していただいております。子供の教育に真剣に取り組むママ、社会復帰やプチ起業を目指すママが多く、常にユーザーの皆さんのご意見を元に運営しています。ママの再就職、子供の教育、時々北海道弁について連載していきます。