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子どもの話を聞けないとき/2012年8月

大切な、親子のコミュニケーション

親子のコミュニケーションは、子どもの成長に欠かせません。子どもは、親子のコミュニケーションの中で、人への愛着、信頼感を持ち、人と関われるようになります。

 
家庭は子どもの心の「安全基地」とも言われます。心から安心できる場所があるからこそ、子どもは大きくなって外に出て行き、他の人と関わることができるのです。
 
家庭での親子のコミュニケーションは、とても大切なのです。
子どもの話を聞くときは…

子どもの話を聞くときは、手を止めて、目を見て、うなずきながら。途中で言葉をはさまずに、子どもが話すのを待って、聞きましょう。

 
「あれ、違うかな?」と思っても、途中で口をはさまずに、子どもの話を最後まで聞きましょう。まず受け止めてから、自分の気持ちを伝えます。そのとき、「ママはこう思う」と、Iメッセージで伝えることが大切です。
 
自分を受け止めてもらえた、認めてもらえている、という気持ちは親子の絆を深め、お子さんの安心感、人への信頼感を高めていきます。
 
「話してくれてありがとう」「○○ちゃんは大切な人だよ」と笑顔で伝えましょう。
子どもの話を聞けないときもある

でもね。ママだって人間。忙しくてイライラするときもあるし、落ち込むときもある。子どもの話を聞けないときだってありますよね? そんなときは、「聞いたふり」をしないで、今の気持ちを子どもに伝えましょう。

「ママ、今忙しいからあとでね。」 かわりに、あとで必ず聞いてあげましょう。

「待っていてくれてありがとう。さっきの話聞かせて。」

子どもはそのとき、何を話そうとしたか忘れているかもしれません。 でも、「ママはちゃんと話を聞いてくれるんだ」、という気持ちはきっと残ります。 そうやって、親子の距離が近くなっていったらいいなあ、と思っています。

Mama's profile/プロフィール

鷲田 美加

鷲田 美加 【共育ナビゲーター、つくば市教育委員、保育士】

記事テーマ

研究学園都市つくばのいまどき子育て事情&子どもがよろこぶレシピ

「子どもと一緒に、ママ自身も素敵に成長できますように♪」という想いで、共育ナビゲーター・鷲田美加が集めた子育て情報や、子どもの遊び、子どもメニューレシピ、プチ家庭教育講座(親子コミュニケーションのコツ)を連載していきます。ぜひ、みなさんの子育て体験や将来の夢も教えてください。

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