出産後の女性の体は腹筋が機能しない為、軸がしっかりしておらず不安定になっています。赤ちゃん抱っこの時は赤ちゃんの重さが体の重心となり腹筋の役割を果たしてくれていますが、ベビーカーを押している時は、ハンドルを持つことで支えとなります。そうすると体が安定し、体幹と下半身のエクササイズが効果的に行えます。
① 地面にカカトから着地
② 着地後、足指裏(とくに親指)で地面を蹴りながら膝裏を伸ばして前進
意識するのは、足の裏(かかと&足親指)と膝の裏です。歩く際、お腹を凹ましながら後ろ足をまっすぐ伸ばす事で、ヒップアップと太ももが強化されます。お腹に力を入れないと腰が反りすぎてしまうので、お腹を凹まして腹筋群を機能させておくことが大事です。
ベビーカーが無い場合、スーパーでのお買い物で使うカートでも代用可能です。何かを支えにすることで後ろ足を伸ばしやすくなります。
「お買い物の時」や「ベビーカーを押してる時」など、体の大部分を占める下半身の筋肉を使って歩く習慣を身に付けると、姿勢もキレイになり代謝も上がり、消費エネルギーも増します。後ろ足を伸ばして歩く事が簡単にできるようになったら、何も支えが無い状態でもチャレンジしてみましょう。
次回は、「出産したら、腕が太くなっちゃったわ?赤ちゃんをずっと抱っこしているせいかしら?」と思っている方の為の、二の腕エクササイズです。
谷藤 里絵 【産後ビューティスペシャリスト】
記事テーマ
出産後の女性は、体のトラブルや体型の崩れで悩んでいる方が多く、更には睡眠時間も激減し多忙な毎日を送っています。自分の時間が作り出せない子持ち女性が多い中、体がキレイになれば視野も広がり、楽しみたくなるもの。そんな女性の為に、日常生活の中で時間を取らずに継続できる「ライフエクササイズ」をご紹介いたします。