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呼吸でリラックス&エクササイズ/2011年9月

出産後の骨盤

出産後に「子供を産んで、骨盤が開いたせいで太っちゃって~」という声を良く耳にします。

 

骨盤は一生涯でもっともお産時に開く(緩む、広がる)と言われています。

それでもお産で開いた骨盤は、3週間かけてゆっくりと戻りますが、下半身の筋肉は損傷を受け、靭帯は柔らかいままです。

そんな状態で楽で良くない姿勢をとったり、無理をしてしまうが故、骨盤が歪み、体のトラブルを引き起こし、下半身太りにつながります。

 

日常において、人間の骨盤は数ミリ程度の開閉を繰り返しています。

骨盤は開いていればダメ、閉じていればOKというものではなく、しなやかに動く骨盤がベストなのです。 

 

骨盤.jpg

骨盤が開くときと閉じる時

日常で数ミリの開閉を繰り返している骨盤は、リラックスしている時、夜寝ている時、生理の時などに開いています。

そして朝起きるときや排卵の時、緊張している時や集中している時、仕事やストレスを感じている時には閉じています。

常に無意識に行っている呼吸では、吸うときに閉じ、吐くときに開きます。

 

大切な生命維持の機能である呼吸は骨盤を自分でコントロールできる方法のひとつでもあります。

特に産後の女性は、常に緊張している状態にありますので、骨盤を閉めるという意識よりも、骨盤をゆるめるリラックスがとっても大事なのです。 

いつでもどこでも腹式呼吸

自律神経の支配下にある呼吸は、自分の意識で唯一コントロールすることが可能です。

腹式呼吸は内臓の血流を良くし、マッサージ効果にもなり、便秘や自律神経の安定にもなります。

しっかり吸って長く吐くことで、体のリラックスを意識して行いましょう。

 

1  鼻から吸って、お腹を大きく膨らます。

2  口から「スーッ」と二倍以上の長さで吐き、お腹を凹ませる

 

朝起きる直前や寝る前、授乳中、オムツ替え中、テレビを見ている時、車や電車に乗っている時、気付いたらいつでもどこでも行える簡単なエクササイズです。

お腹を凹ますことで気になるお腹周りの筋肉にも刺激を与えることができます。

 

呼吸.JPG

 

 

次回は「お腹を凹ますエクササイズ」をご紹介いたしますね。今日からみさまも「呼吸」を意識してお過ごしください。

Mama's profile/プロフィール

谷藤 里絵

谷藤 里絵 【産後ビューティスペシャリスト】

記事テーマ

産後ボディケアのための「ライフエクササイズ」

出産後の女性は、体のトラブルや体型の崩れで悩んでいる方が多く、更には睡眠時間も激減し多忙な毎日を送っています。自分の時間が作り出せない子持ち女性が多い中、体がキレイになれば視野も広がり、楽しみたくなるもの。そんな女性の為に、日常生活の中で時間を取らずに継続できる「ライフエクササイズ」をご紹介いたします。

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