結婚、出産、育児……その上仕事もしていたら、もう、毎日がてんてこまいですよね? どれも「私」のしたいこと。だけど、どれも完璧にはこなせない。ほんとうは、もっともっと“チャレンジ”したいことがたくさんあるのに、そんなヒマはまったくなくて……。
そんな、したいことができないという状況の中、ストレスをためてしまうママが、とても多いようです。
「ほんとうは、もっと丁寧に料理をしたい」
「仕事でも、責任ある立場なのに残業ができない」
「忙しくて趣味なんてやる時間がないわ」
そんなふうに、真面目なママほど自分を追い詰めていってしまうのです。
理屈の上では、出産前とおなじようなタイム・マネジメントが無理なことはわかっている。だけど、“現実”に“心”がついていかないのです。
私も、そういうときがありました。だけど、できないことを嘆いていても仕方ないですよね? ですので、“今の自分にできることはなにか”を考えながら生活パターンを見直しながら過ごしてみました。これが、とてもいい結果を生んだ気がしています。
たとえば就寝タイム。もともとは完全に夜型だったのですが、娘が2歳前後の頃からでしょうか。娘と一緒に9時頃には眠る生活に変えてみました。すると3時頃に目が覚めるのですが、朝って仕事も家事もとてもはかどるんですよね。深夜にだらだらと仕事をしていた出産前より、効率的に家事や仕事がすすむようになりました。
たとえば料理。食材はラクチンな宅配調達。毎回料理をするのをやめて、朝のうちに一気に、1日分を料理。完全に料理しないにしても、数種類の野菜を蒸したり焼いたりしておけば、食べたいときにすこしのアレンジでパッと食べられるのでラクチンになりました。
また、ひとつの料理を多めに作るのもおすすめです。常備菜なら冷蔵庫で数日持ちますし、食べ切れない分は冷凍してしまうという手も。こうして、料理タイムをリストラしました。
朝の料理タイムを終えたら、すぐにキッチンのホワイトボードに、翌日3食分のメニューを記載しておきます。こうしておけば、翌朝起きたときに、
「えっと……今日は何を作ろうかな」
とあたふたしないですみます。朝はなにかと忙しいですからね。起きたらパッと活動できるほうがベターです。
こんなふうに、生活のあらゆるところを見直して、パターンを変えていくと、意外と時間は捻出できるもの。私なりに試行錯誤をしながら、そのときどきを乗り越えてきた気がします。
もちろん、生活パターンに完成形はありませんので、今もなお見直し作業は続いているのですが、最近は、その工夫を楽しめるようになってきました。
出産してからの6年間をふりかえってみて思うのは、“ママにはママの働き方がある”“ママにはママの夢のかなえ方がある”ということです。
独身時代や、出産前のようにはいかない。だけど、そんなときこそ、心は自由にしていたいもの。
自由な心は、新しい価値観を呼び寄せます。今までは無理と思っていたことを可能にします。そう。どんなに時間のない私たちでも、夢をあきらめる必要はないのです。
私たちは、私たちらしく。それぞれのスピードで歩いて行きませんか?
しあわせは、自分の手でつくるもの。そう信じて、今日も私は、スケジュール帳に新たな目標を書き記しています。
安藤 房子 【恋愛カウンセラー】
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安藤房子独自のアドバイス型カウンセリング実績は過去に20000件以上。専門分野である色彩心理学や独自のトラウマ理論、食と心理学研究に基づき、育児や家事のノウハウをお伝えしたいと思っています。特に、働くママ必見! 自身の夢をかなえながらのハッピー育児術ならおまかせください。