先日のバレンタインデー、みなさんはどんなふうに過ごされましたか? 子供がいるといないとでは、イベントの過ごし方も大違い。我が家は、6歳の娘の希望で、保育園の友達にチョコ菓子をあげる用意をしました。
最初は、
「みんなに、買ったチョコレートをあげたい」
と話していた娘。でも、私が用意していたハート型のかわいいカップや、チョコをデコするカラフルな砂糖菓子を見ると、気持ちが変わったよう。
「やっぱり作る!」
そう言いながら、ミニミニがトーショコラをともにつくることになりました。
しかし、娘は言うのです。
「○○くんは、いじわるなことするから、あげたくない! ほかのみんなにはあげる」
女の子同志で、ある男の子にだけはチョコをあげないようにしようと話し合ったと言うのです。
娘の話を聞きながら、
「なるほど、保育園でいろんなことがあったんだなあ・・・」
と、今まで知らなかった娘の気持ちを知り、妙にあれこれ思う私。とはいえ、同じクラスの子の中でたったひとりにだけチョコをあげないってわけにもいきませんよね。いえ、逆ならいいのですが。「たったひとりの子だけにあげる」ならね。
というわけで、娘の事情がわかった私と夫は、娘と話し合いタイムをもうけました。
「ねえ、気持ちはわかるよ。でも、もし逆の立場だったらどう思う? 自分ひとりだけチョコをもらえなかったら、寂しい気持ちにならない?」
すると、娘もわかったみたい。自分だけがもらえない寂しさを想像した6歳児は、○○くんにもチョコをあげることに決めたようでした。
子供がいるといないとでは、イベントの過ごし方もまったく違うもの。そして、子供と一緒にこうしてイベントを過ごしながら思うことがあります。それは、子供と一緒にイベントを過ごすことでコミュニケーションタイムが増えるということ。そのコミュニケーションを通して、普段は見えない子供の気持ちが見えてくるということです。
普段は仲良く遊んでいるようにしか見えなくても、子供は子供なりに、あれこれ考えながら生きている。笑って楽しそうにしているからだいじょうぶ、と思っていても、実は悩んでいることもある。そういうことが、バレンタインのようなイベントをきっかけに見えてくるんですよね。
さて、あなたとお子様はいかがですか。次のイベントは雛祭り、そしてホワイトデー。普段より子供と過ごす時間を増やせば、お子様の違う一面が見えてくるかもしれませんよ。
安藤 房子 【恋愛カウンセラー】
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安藤房子独自のアドバイス型カウンセリング実績は過去に20000件以上。専門分野である色彩心理学や独自のトラウマ理論、食と心理学研究に基づき、育児や家事のノウハウをお伝えしたいと思っています。特に、働くママ必見! 自身の夢をかなえながらのハッピー育児術ならおまかせください。