赤ちゃんの成長や身体の発達に応じて、マッサージの手法も少しかえてみましょう。圧のかけ方(力の入れ方)や、出来るマッサージ、注意したい点なども少しずつかわってきます。今回は生後1カ月~はいはい程度の赤ちゃんのマッサージのポイントをお伝えします。
生まれて間もない赤ちゃんへのマッサージは、肌を手のひらで触れるだけでも十分刺激となります。赤ちゃんに、触れられる感覚に慣れてもらうためにも、はじめは服の上から、そっと撫でてみましょう。少しづつ慣れてきたら、直接肌に触れながらのマッサージへと、赤ちゃんの機嫌や様子を見ながら少しづつマッサージをすすめてみましょう。
この時期のマッサージの注意点は、力は入れず、ひねりや揺らすマッサージは控えましょう。足裏のマッサージはより優しいタッチでおこないます。たくさんあるマッサージの手法ですが、この頃はシンプルに、ママの体調に合わせたペースで続けてみるといいですね。
おおよそ2カ月位~据わりはじめる頃のマッサージです。少しづつ赤ちゃんも手足の動きなども盛んになってくる頃ですね。この時期からは、少し身体の筋肉を意識しながらマッサージしてみましょう。ほんの少し圧を入れてのマッサージは、赤ちゃんの筋肉をほど良く刺激してくれます。
また、ゆっくりとしたリズムやテンポでおこなうことで、赤ちゃんも心地よくマッサージを受け入れてくれます。ママのお声掛けにも抑揚をつけたりと、楽しいリズムでのマッサージを心掛けてみましょう。
首も据わった頃~お座りできる頃のマッサージです。だんだんと身体のバランスも良くなってくるこの時期。寝返りなども上手にできるようになると、うつ伏せでのマッサージも大好きになってくるのもこの頃ですね。
少しリズミカルに、やや強めのタッチでのマッサージをすすめてみましょう。くるっと寝返りした時は、背中のマッサージのチャンス!そのまま背中のマッサージですよ。首~おしりにかけて、撫で下ろすようにマッサージしてみましょう。また、お座りできるようであれば、ママのお膝の上でマッサージもオススメです。この時期からは、赤ちゃんの動きに合わせてのマッサージを楽しんでみましょう。
お座りも上手に出来るようになり、はいはい始まる頃のマッサージ。この頃になると、動きも活発になって、マッサージをつづけるにはちょと難しいかしら?と感じるのもこの時期ですね。
ねんねを嫌がるようでしたら、ママのお膝の上でのマッサージ、立っちが上手に出来るようであれば少し支えてあげながら、立った姿勢でのマッサージも有効です。この時期のポイントは無理強いしないこと!マッサージは楽しいね、気持ちいいね!という気持ちを優先させ、テンポよく楽しくマッサージしてみましょう。
特に手のマッサージは、手遊び感覚で出来るマッサージです。ベビーマッサージレッスンへ参加される赤ちゃんも、特に手のマッサージの時はニコニコ笑顔になります。大好きなお歌と一緒に、赤ちゃんの成長に合わせたマッサージを心がけてみましょう。
森田 知子 【ベビーマッサージセラピスト】
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