1年間ハッピー・ノート.comでベビーマッサージをご紹介してきましたが、いよいよ今回が最終記事となります。
ベビーマッサージとは、世界中で親から子へと引き継がれていた伝統育児のひとつです。やさしいタッチでマッサージすると、赤ちゃんの心身の発達を良好にし、親子の絆を深めます。またママには子育ての自信やストレスの緩和など、赤ちゃんとの時間にゆとりにもって接することができることができ、ベビーマッサージの効果を実感することができます。
今回は原点へもどって、ベビーマッサージの目的についてお話ししたいと思います。ベビーマッサージには大きく3つの目的があります。
まずひとつめの目的は「赤ちゃんの心身の発達を促し、精神を安定させる」です。ママやパパからここちよいスキンシップを受けた赤ちゃんは、快感物質エンドルフィンが多く放出されるため、満足感と幸福感で愛情が満たされ、情緒が安定してきます。
以前もお話ししましたが、ベビーマッサージは赤ちゃん以上に親へ効果が大きいといわれています。はじめての子育てに不安な気持ち、時にはしんどいな~と感じることもあるかもしれません。そんな時にマッサージを習慣化することで、赤ちゃんの成長や体調の変化をいち早く読み取ることができます。変化にすばやく対処することができるので、ママへは子育ての自信とつながります。
また赤ちゃんもマッサージによる心地良さとリラックス感で、ご機嫌よく笑顔で応えてくれる。こういった連鎖が親の子育ての自信とゆとりをもたらしてくれるのです。
最後は「親子の強い絆つくり」です。ゆとりをもって子育てできる時間が多くなることで、ママも精神的に安定し愛情いっぱいの子育てができます。
ちいさな頃に培われた肌と肌とのスキンシップ、触れ合いコミュニケーションは「三つ子の魂百まで」のように、これから成長する上でも忘れることのない経験になるでしょう。これからも親子の絆つくりやスキンシップと触れ合いのひとつとして、ベビーマッサージをお役立てください。
そして今回まで、ママと赤ちゃんをつなぐ ベビーマッサージをお読みくださった皆さま、ありがとうございました。多くの方にベビーマッサージを知っていただき、赤ちゃんとの時間にお役立ていただければ嬉しいです。ぜひ、愛情いっぱいのベビーマッサージをつづけてくださいね!
森田 知子 【ベビーマッサージセラピスト】
記事テーマ
ベビーマッサージは日常の子育てに取り入れられる、 触れ合いコミュニケーションのひとつです♪ 赤ちゃんは触れ合いが大好き! ベビーマッサージの基礎知識、効果、簡単にできるマッサージなど わかりやすく楽しく!毎日の子育てに取り入れたくなる 「ベビーマッサージ」をお届けします♪