前回に引きつづき赤ちゃんの「背中のマッサージ」をお伝えします。マッサージで腰周辺がしっかり温まってきたら、次はお尻を温めていきましょう。手は写真の様なチューリップのカタチですよ!お尻も温まったら、ゆっくりと手のひら全体を使って、お尻~足先にむかって手を撫でおろしていきましょう。
このとき手のあたたかさを余すことなく、赤ちゃんに伝えてあげましょう。
次は太ももの前側をマッサージしてみましょう。このマッサージも背中同様、うつ伏せでできるマッサージのひとつです。太ももの付け根部分「そけい部」のリンパのつまりや血液の流れをよくしてくれるマッサージです。
まず、かかとをやさしくお尻の近くに引き上げましょう。このとき、月齢の低い赤ちゃんは足の上がるところまでで大丈夫ですよ。軽く支えてあげましょうね。
それでは、ももの付け根~太ももの前側に向かって数回、手のひら全体で撫でおろしていきましょう。右~左と片足づつマッサージしてくださいね。
このマッサージには、リンパの流れが良くなるほか、太ももを動かすこるとで骨盤の発達も期待できます。赤ちゃんのかかとをお尻の割れ目にそっと添えてあげるのがポイントですよ。
いよいよ最後の背中のマッサージのご紹介です。背中全体をリラックス。もうすぐマッサージおしまいよ、の気持ちをこめてマッサージしてみてくださいね!
両手のひらを少し丸めてカップ状のカタチにしましょう。このカップ状のカタチがポイントです。
手のひらを丸めることで、オイルが馴染んでいる手に空気を取り込むことができ、空気圧を利用したマッサージがおこなえます。心地よいタッチで赤ちゃんもよりリラックスできるマッサージです。お首~お尻にかけて、カプカプ~と背中に沿って繰り返しマッサージしましょう。
全てのベビーマッサージが終わったら、マッサージ終了の合図。マッサージおしまいよ~とお声掛けしましょう。身体全体を撫でながらお声掛けしてもいいですね!
今回ご紹介しました、ひとつひとつのマッサージの手技はとてもカンタンではありませんでしたか?背中のマッサージには、これからハイハイやお座りをする背筋や頭を支える筋肉を強くしてくれます。赤ちゃんの成長やその日の様子に合わせて、今回ご紹介しましたベビーマッサージも取りいれてくださいね。
森田 知子 【ベビーマッサージセラピスト】
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ベビーマッサージは日常の子育てに取り入れられる、 触れ合いコミュニケーションのひとつです♪ 赤ちゃんは触れ合いが大好き! ベビーマッサージの基礎知識、効果、簡単にできるマッサージなど わかりやすく楽しく!毎日の子育てに取り入れたくなる 「ベビーマッサージ」をお届けします♪