今回は2回にわたって赤ちゃんの「背中のマッサージ」をお伝えします。お首が据わってきた赤ちゃんやうつ伏せが大すきな赤ちゃん。ハイハイが盛んになってきた赤ちゃんにもオススメです。動きが盛んになってきたらベビーマッサージは卒業?!そう感じているママはぜひ試してみてくださいね!
背中のマッサージには赤ちゃんの背中の筋力アップとホルモンの働きにも関係するマッサージがたくさんあります。
背中マッサージは背骨周辺筋肉を刺激して発達を助けてくれます。脊椎は神経、内蔵の働きと深い関係があります。マッサージでリラックスしながら背筋を鍛えていきましょう。
背中のマッサージは色々な姿勢でおこなうことができます。たとえば、うつ伏せが苦手な赤ちゃんへは「立て抱っこ」や「太ももへ腹ばい」などで、赤ちゃんの安心できる姿勢でマッサージしてみましょう。より赤ちゃんがリラックスしながらマッサージを受け入れてくれますよ。
特に月齢の低い赤ちゃんは長時間のうつ伏せが負担になる場合もあります。マッサージ中は赤ちゃんの様子を見ながら、少しづつ続けてみましょう。
それでは背中のマッサージステップ①赤ちゃんの「背中の撫でおろし」です。まずベビーオイルを赤ちゃんの背中に馴染ませましょう。オイルが馴染んできたら、首~お尻にかけてゆっくり撫でおろしていきます。
このとき、背中周辺の筋肉を意識しながら、背骨に少しづつ圧をくわえてみてください。両手を交互に上~下へ繰り返しマッサージします。
注)月齢の低い赤ちゃんは撫でるようにマッサージします
仙骨という場所はどこにあるかご存じですか?仙骨はおしりとおしりの割れ目の少し上にある骨です。ふれると平らに感じる部分、これが仙骨です。
ひとつ目の仙骨部分のマッサージは温めです。両手を仙骨部分にのせしっかり温めましょう。
仙骨が温まると、成長ホルモンの分泌や骨盤の働き、内蔵の働きにもよい影響があるといわれています。おしめ替えの時にも気軽に取り入れられるマッサージです。
注)仙骨部分はやさしく触れましょう。
仙骨のマッサージから、そのままお尻も一緒にマッサージしてみましょう。お尻をヒップアップするイメージでお尻全体をくる~くる~と撫でまわしていきます。大きく円をえがくようにマッサージすることで仙骨も一緒にマッサージして温めることができます。
腰まわりが温まると赤ちゃんのリラックス度も高まります。仙骨部分は意識しないと、なかなか触れることの少ないことろですが、ベビーマッサージでたくさん触れることができます。成長ホルモンの分泌と深い関係のある部分ですので、たっぷりマッサージしてみてくださいね!
次回はひきづつき背中のマッサージ②をお伝えしたいとおもいます。
森田 知子 【ベビーマッサージセラピスト】
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