今年は旧暦で「閏(うるう)三月」があります。三月が2回あるんです。西暦4月21日(新月)から5月20日までが「閏三月」。
何故かというと、旧暦は月暦ですので、月のサイクルのひと月は29日か30日ですから、普段使っている太陽暦(西暦)のひと月の30日か31日とのズレが起こるため、ほぼ3年に一度「閏月」を設け、1年を13ヶ月にして調節しています。今年はちょうど1年が13ヶ月の年にあたるのです。
3年に一度の1ヶ月。これはおまけの1ヶ月と考えて、いつもの「太陽暦」のサイクルじゃなく、「月暦」で過ごしてみませんか?
ちょうどゴールデンウィーク。お散歩して自然を愛でたり、植物を育てたり、月を眺めたり(満月は5月6日!)・・・・たまには生産的じゃない事をして、のんびり過ごしましょう〜。
そんなのんびりした気分にさせてくれるのが、この絵本。
川浦良枝作「しばわんこの和のこころ」シリーズ。
たまにぱらぱらめくって和んでいます。
しばわんこ達の暮らしは、かつての日本人の普通の生活なんです。
・・・・季節の移り変わりを楽しみ、日々の衣食住を楽しみ、人との交流を楽しみ・・・・。
こんな風に桜ひとつで全国的に盛り上がれる、日本人!
お花見の場所取りに人を雇って徹夜させる、なんてことじゃなくて、譲り合ってみんなで楽しむのが、「和のこころ」。
私たち母親が子どもたちに伝えていかなきゃ。
丁寧に生きること。
経済優先の社会が忘れてしまった大切なこと・・・。
それが「和のこころ」。
カタログで製品を選ぶようなインスタント子育てじゃなくて、「和のこころ」を持った丁寧な子育てをしていきたいですね〜。
日常生活でイライラ・カリカリしてきたら、「わ」と口に出してみてください。
そして息を大きく吐きましょう。それから、「わ らって」みてください。
面白くなくても、だんだん楽しくなってくるのが、言霊のパワーなんですよ。
小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
記事テーマ
都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!