私の制作している「イン・ヤンカレンダー」よりもっと詳しくマニアックな旧暦のカレンダー「月と季節の暦」を長年作っていらっしゃる志賀勝さんにお会いすることができました。志賀さんは「人は月に生かされている―再生する月・甦るいのち」等、月に関する本も多数出版されている、月のスペシャリスト、大先輩です。
隅田川のすぐ側、スカイツリーを見ながら月にまつわるお話を聞かせて頂き、至福の時間を過ごしました。
志賀さんのたくさんのお話の中に「旧暦のお誕生日」のお話がありました。
旧暦の日付は月の形と同じですから、これを調べると、自分の生まれた日の月の形がわかります。バースデームーンですね。
調べ方は・・・
1. 「こよみのページ」サイトhttp://koyomi.vis.ne.jp/ で、目次の中の「新暦と旧暦」を開け「新暦→旧暦」変換で生年月日を入れると、お誕生日が旧暦で何月何日かがわかります。
ちなみに私は西暦の誕生日は10月12日ですが、旧暦では9月3日。3日だから三日月(みかづき)の夜に生まれたんですね。私のバースデー・ムーンは三日月となります。
2. じゃ今年の「旧暦のお誕生日」を調べるなら、「イン・ヤンカレンダー」を開けて、今年の旧暦9月3日を見てみます。
西暦では10月17日。今年の旧暦のお誕生日は西暦10月17日。ちなみに昨年の「イン・ヤンカレンダー」を見ると旧暦9月3日は西暦では9月29日。昨年は西暦9月29日がお誕生日だったわけです。
西暦の日付は半月ほどずれていますが、夜空の月の形は三日月で毎年同じです。
ご自分のバースデームーン、家族のバースデームーン・・・探してみて下さい。
旧暦の日付では毎月同じ日に同じ形のお月さまだから、月に一度、「今日は私の月が出てる」と空を見上げてみませんか?
そして年に一度は「旧暦のお誕生日」をお祝いしましょう!
「月のお誕生日」だから、「太陽のお誕生日」とは違って、夜にひっそりお祝いしましょうか?
小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
記事テーマ
都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!