クリスマスまであと少し。クリスマスイヴはどんな演出でお子さんを喜ばせようかと頭をひねっているところでしょうか?
そしてお子さんの「サンタクロースってホントにいるの?」っていう疑問に答えるのも頭が痛いところですね。サンタさんの存在って、何才位まで信じてましたか?私は、小3の時、親の留守中に押し入れに隠されていた包みを見つけてしまい、親に問いただして教えてもらった記憶があります。
かつて、10歳の息子は疑問でいっぱいでした。ウチは一人っ子なので、上の兄弟に聞くこともできませんし・・・。私は「世の中には、目に見えないことや信じられないようなことがいっぱいあるんだよ。インドのサイババさん(お亡くなりになりましたね)って人は手から宝石を出しちゃうし、天使が見える人もいるらしいよ。だから、サンタさんも、普通の人間じゃないのかもね。」と答えていました。説得力あるような、ないような・・・。
そのころ、こんな絵本をよく読んでいました。サンタさんは絵本に登場してる有名人!
たむらしげるの「サンタのおもちゃ工場」「サンタとふしぎな流れ星」。
この本、ロボットや乗り物が沢山出てきて、ボロボロになるまで何度も読みました。
こちらは「さむがりやのサンタ」。ぶつぶつ文句を言いながら、プレゼントを配る様子が面白い。各お宅に「サンタさんへ」ってジュースやらお酒やらが用意してあり、それに一喜一憂のとても人間的なサンタさんです。
「7歳までは夢の中」(松井るり子著)というシュタイナー教育の本にもありますが、7歳までの子供ってファンタジーの中の住人なんです。自他の区別がない世界からだんだん自我ができてきて、9歳位になるとファンタジーの世界を卒業します。時間空間概念がわかり理論的思考ができるようになるそうです。
10歳になると、ほとんどの子供はサンタさんが一人で一晩で世界中にプレゼント配るのは無理!だから本当にいるはずないって思うようになるようです。親の演出が上手いと、「でも、でも、もしかして。。。」って、思ってる子もいます。
私もこのままいつまでも続けるのも無理なので、「サンタさんは10歳で最後らしいよ。大人にはこないでしょ。」と言ってました。
そして10歳のクリスマスの日、サンタさんからのプレゼントにそれらしい英語の手紙を付けました。内容は「これで最後です。りっぱな大人になって、大切な人にプレゼントをあげる人になってください。いつも見守っています。」みたいなこと。(ひどい英作文なので、大人になって読んだら、バレるはず。)息子は25日の朝、それ読んでもらって泣きながらサンタさんに今までのお礼を言ってました。
そんなこんなで、なんとなく次の年からは親からのプレゼントとなり、ここ数年はそれもなし?みたいな感じです。
最後に最近読み返して、ジーンとした絵本をご紹介します。
「クリスマスにはおくりもの」五味太郎著
サンタさんがプレゼントを届けにくると、女の子の枕元に「サンタさんへ」と書いたプレゼントが置いてあります。それをもらって大喜びのサンタさん。サンタさんは、次の日のクリスマスミサでその女の子を見ながら「すてきな女の子になったものだ」と思うのです。プレゼントを受けとるだけだった子供が、いつのまにか人にプレゼントをあげる立場になっていること。その成長に対する喜びはサンタさんである全ての親の思いなんです。
親は永遠のサンタさん。いつまでも子供を見守っているんです。そして子供の存在が親にとってのクリスマスプレゼント。。。。。
皆様、あたたかいクリスマスを!
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小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
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都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!