女性なら誰でも、数十年は毎月迎える月経ですが、
私は長年、めんどくさいもの、イヤなもの、辛いもの、と思ってきました。
以前の記事にも書きましたが、
数年前に才田春光さんの「排経コントロール」を知って、
月経血はトイレで出すようにして、布ナプを使い始めてからは、意識がガラッと変わりました。
バッグに生理ナプキンをこっそりしのばせ、取り替えて駅のトイレに捨てる時、
これをお掃除の方が処理するんだと思うと、申し訳ないようなイヤな感覚がありました。
たまに持ち歩くのを忘れた時は、ドラッグストアを探し回って、大変でした。
また、年間に生理ナプキンだけでも1万円以上は使っていたわけで、
その出費もバカになりません。
でも、そんなことしなくてよかったんです。
女性なら誰でもできていたのに、できないと思い込んでいた「月経血コントロール」。
赤ちゃんだって、最初はおむつが必要だけど、
しばらくトレーニングすれば、ほぼ全員おむつが取れるじゃないですか。
女性だって、
ちょっと意識を変えて、トレーニングすれば、みんなできちゃいます。
(たまには失敗しちゃうけど…)
だって昔の女性はみんなできていたんですから〜。
ある日、才田春光さんとのご縁を頂いた
恵比寿の「コア・ギャラリー&スパ」さんに伺ったところ、
「ヘンプの布ナプ」があるじゃないですか!
以前からオーナーの山田さんと「ヘンプ生地の布ナプがあるといいね〜」と話していたのです。
その思いが伝わって、リネイチャーさんが作ったんだそうです。
その名も、「満月の布」!!!
これはハンカチのようなプレーンな一枚の布です。
これを自分の好きなように折りたたんで、布ナプとして使います。
サイズも3種類あるので便利です。
私は生理用のショーツとこれのみです。
軽い時は普通のショーツでも大丈夫です。
最初、漏れが不安でしたら
紙ナプの上に使ってみてください。
それでも直接肌に当たるのは布ですから、
気持ちがいいですよ。
私は蓋付きの可愛い容器で水に浸け置きしておき
入浴の時に手洗いしています。
そして、洗った後、その布で身体を洗ったりもしています。
だって気持ちいいんです。
汚いなんて意識ありません。
自分の身体も、月経血も綺麗!!
汚いって思い込んでいただけ。
お母さんが赤ちゃんのおむつ洗うときに汚いって思わないように、
最愛の自分の一部なんですから〜。
夏目祭子さんのお話によると、
月経血はプラセンタエキスのように栄養があるので、
浸け置きした水は土にかけると、植物が元気になるそうです。
私も次回トライしてみようと思っています。
そして、「満月の布」は部屋に干しておけば、一晩で乾いちゃいます。
ヘンプ生地の布ナプを何故求めていたのかというと〜
触ってみれば感じると思いますが、
ヘンプは通気性がよいのに、保水性もあり、夏は涼しく、冬はあたたかいんです。
これは、大麻博物館の高安館長と一緒にした実験。
水を含んだヘンプとコットンのタオルをしばらく置いてみると…。
ヘンプは水が下に漏れていません。
しかも日本の伝統工芸の布として、髙く評価されています。
これは展覧会で見た手織りのショール。
これが、ヘンプ生地のもと。
おおあさの茎です。
「おおあさ」は「大麻(たいま)」として、
世間で危ない植物だと思われているけれど、
大昔から、その繊維で糸や布を作り、種は美味しくて栄養もあり
人間の役に立っていた植物なんです。
ここは、昨年伺った、栃木の大森さんの畑。
(免許を取って栽培しています。覚醒成分を持たない品種です。)
今こそ、この植物のパワーを見直す時…なんじゃないでしょうか。
そう、まず、布ナプから〜〜
小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
記事テーマ
都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!