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さて、お正月もそろそろ一段落ですが、旧暦元旦はもうすぐ、1月23日(月)です。
旧暦の元旦の日付は毎年違います。2011年は2月3日でしたし、2013年は2月10日です。そして今年は1月23日。
日本では旧正月は特にお祝いしませんが、新暦より旧暦を重視している国もあります。旧正月が国の休日となっているのは、中国・台湾・韓国・北朝鮮・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ブルネイとモンゴルだそうです。
香港では、旧暦元旦から3日間は祝日でして、盛大にお祝いするそうです。お世話になっている方にプレゼントをしたり、日本のお正月のように家族で集まって月餅や餃子を食べたり・・・。
「暦の上では春ですが・・・」などとよく使われますが、この暦とは旧暦のこと。旧暦は太陽太陰暦で、月の満ち欠けを基本に二十四節気など太陽の動きを取り入れた暦です。
中国では「農暦」と呼ばれているように、農業…自然に即した暦です。日本では飛鳥時代に中国から伝わり明治5年まで使われていました。忘れられていた暦ですが、最近また見直されてきているのです。
どんな暦を使うかということは、どんな生き方をするかに関わってきます。実際私は数年前から「旧暦」を意識して「自分の体と心が、地球の波動に影響を受けている。
サーフィンのように、そのウエーブに乗ればいい。へたな思考はいらない。今ここの波だけを五感で感じればいい。」ってことが実感として少しわかるようになり、とっても楽になりました。
私は8年前から「イン・ヤンカレンダー」と名付けた「旧暦・新暦対応カレンダー」を作っています。見方は以下を参照にしてください。
◎今日が旧暦で何月何日なのか簡単に分かります。
例えば、新暦1月29日。上の枠を見ると「一月」、左の漢数字は「七」、下の枠は「春」です。この日は「旧暦の一月七日で季節は春」と見ます。
◎旧暦は月の暦です。暦の日付けで 月の満ち欠けが分かります
旧暦のついたちは必ず新月です。三日は「三日月」、十五日は「十五夜の月」と、暦の日付が月の満ち欠けとぴったりです。かつては夜空を見上げれば、日付を知ることができたのです。ただ、月の軌道が楕円であることなどから、新月から満月までの長さは微妙に違いますので、十五日が必ず満月とは限りません。「中秋の名月」とは旧暦の八月十五日で、秋の真ん中の日ということ。2012年は新暦の9月30日。ちょうど満月とも重なっています。
◎季節のうつろい・・・24節気が分かります。
太陽が地球の周りを一周する360度を、春分点を0度として15度ずつ24等分したものが「二十四節気」で、季節を表します。毎年、西暦2月4日は「立春」というように、太陽暦である新暦との日付とほぼ一致します。
◎季節の節目を雑節(ざっせつ)で知ります。
旧暦には季節の節目として定められた特別な暦日があり、雑節といいます。節分・彼岸・社日・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日・二百二十日などです。
月の周期は29日半なので、旧暦の1ヶ月は29日か30日。それでは太陽の周期に基づいた暦の1年とずれが生じてしまうので、調節のため19年に7度、13ヶ月の年があります。
ちなみに、2012年はその年にあたり、閏月(うるうづき)といって3月が2回あります。その為、1年が12ヶ月の年より1ヶ月分長いのです。
ということで、23日からの旧暦新年までに、大掃除や年賀状のお返事など済ませればいいと、のんびりゆったり過ごしています。
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旧暦/月暦カレンダー ◎2011年12月25日-2013年2月9日 ◎525円(税込)
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小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
記事テーマ
都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!