4月「アースデイ東京」で、高知の紙漉き和紙工芸家のロギール氏のワークショップのお手伝いをしました。
ロギール氏は高知で「かみこや」という紙漉き体験民宿を営みながら、和紙の作品を発表していらっしゃいます。
高知工科大学教授のプランツハンター渡邊高志先生と共に、NPOアーユルシードのブースで開催しました。
(左)会場の様子。「イン・ヤン カレンダー」も販売中。(右)ロギール氏。
和紙とは「和=日本」の紙という意味で、
本来、日本の植物を原料に日本で作られた紙のことなんです。
しかし、実際に和紙と称して販売されているものは、
中国製だったりして、純粋に日本製の和紙はほとんど流通していません。
また、一般に販売されている和紙には、食品の添加物のごとく化学成分が入っていますが、
元々は植物100%で作られていたのです。
そして昔ながらの和紙は化学成分の含まれた和紙よりも強く、何百年も耐久性があるんです。
ロギール氏はその昔ながらの植物100%の方法で紙漉きをしています。
材料の植物たち。
私たちは経済効率ばかり考えて、植物の力を忘れてしまっていました。
今こそ、温故知新。
今回のワークショップでは、コウゾの植物繊維をたたくところから。親子で真剣です。
(左)粘りはトロロアオイ。(右)最後に葉っぱなどを漉き込みます。
こうやって植物とふれ合う時間を持つことで、
人間は植物のおかげで生かされている、
ということが体感できるような気がします。
小川 千秋 【「つきよみサロン」主宰】
記事テーマ
都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルで簡単な生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案します。また旧暦の行事にまつわるお話や月に関する絵本や音楽や映画の紹介、ナチュラルな簡単なおやつのレシピなど。子供と一緒の日々がもっと楽しくなりますように!