もうすぐ冬至。
日本では、この日にゆず湯に入り、冬至がゆ(小豆がゆ)やカボチャを食べると風邪をひかないと言われ、なじみのある行事となっています。現代でも、冬至の日には柚子湯を用意している銭湯もたくさんありますね。
ゆずは血液の流れを良くする血行促進作用があり、ひび・あかぎれを治してくれたり、風邪の予防になるということで香りも楽しみながら、からだにも働きかけてくれる優れものです。
日本ではショウブやヨモギ、ユズ湯、そして 西洋ではローズ、ラベンダー、カモミールなどをお風呂に入れて楽しみます。
このようにお風呂に薬草やハーブを入れ、健康を維持をするしようとすることは、古今東西にありました。
今日は、ゆっくり温まりながらお風呂で楽しむハーブの方法をお伝えします。
ではゆず湯作り方をおさらいしましょう。
ゆず湯には冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があるとされています。
また、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCはお肌にもいい効果があるのです。もしもゆずがたくさんご用意できないという場合は、ゆずを輪切りにしたり、ゆずの果汁をしぼってお湯に混ぜたりして、ゆずの香りをより強く感じられるようにしてみてくださいね。
ひとつここで注意していただきたいことがあります。
ゆずの成分にはお肌を刺激する成分が含まれており、赤ちゃんや肌の弱い方がお風呂に入るとまれにぴりぴりとしてしまうことがあります。もしご家庭にそういう方がいらっしゃる場合はパッチテストをするなどチェックををしてからお楽しみください。もし反応が出てしまった場合は、上記のように果汁を絞って器に入れて、お風呂の中で芳香させるだけでもアロマテラピーを楽しんでいただけます。
次にハーブバスの楽しみ方編。
今回はお子さんにも優しいハーブのお風呂をご紹介します。
私がオススメするのは、カモミールとラベンダーのハーブ。
カモミールはハーブティとしても身近ですが、実はお肌の炎症を抑えたり、美肌・整肌にも効果的。
ということは…乾燥している冬のお肌にはとてもうれしいハーブ!なのです。
ハーブは生でも乾燥したものでもお好きなものをご用意ください。
生の場合はカップ1~2杯を水で洗ってから、風呂に入れます。
乾燥したハーブもカップ1杯ほど使います。どちらもハーブがばらばらになるのが気になるようでしたら、目の粗い袋やお茶パックなどに入れてくださいね。
ちなみに我が家では、濃い目のハーブティを500mlほど作り、それをお風呂に入れています。
この方法はハーブのエキスも十分に抽出されますし、後片付けも楽なのでオススメです。
実はカモミールから作ったハーブエキス(濃い目のハーブティ)はオムツかぶれなども緩和してくれます。冬だけではなく夏にも使えるハーブ利用法なのでぜひ覚えて置いてくださいね。
ではご家族みんなで、今年の冬はゆったりと香るお風呂タイム、お楽しみください♪
ビアンジェのブログでは、「子連れでおけいこ」&「ママ・ベビー・キッズみんながここちよいゆるーいナチュラルライフ」をテーマに日々更新中です。
アロマテラピー、ベビーマッサージ、ベビースキンケアのレッスンのほか、ママ&プレママさんのためのデジカメ教室、親子の撮影会「フォト*タッチ」などお子様と一緒に楽しめるイベントやレッスンも企画しています。
斉藤 智子 【ベビーマッサージ&アロマテラピー教室『ビアンジェ』主宰】
記事テーマ
ママの生の声から実感したのは、ママが上手に気分転換をしたり、リラックすることは、家族の笑顔につながること。ベビーマサージの基本でもある『タッチケア』の大切さは年齢を問わず大切なコミュニケーションであること。
ママ&ベビー×スキンシップ×香り~をテーマに、家族みんなで楽しむアロマライフやタッチケアを連載します。