もうすぐ12月。1年の中で一番キラキラした季節になります。と同時に、寒さや疲れなどから体調を崩しやすく、「風邪」や「インフルエンザ」などに気を遣う季節でもありますね。
今回は前回のハンドトリートメントの後編ですが、この季節、「風邪やインフルエンザウィルスに負けないアロマ」ということでぜひ合わせて行っていただきたいのが「手浴」や「芳香浴」。
オススメの精油も合わせてお届けしたいと思います。
インフルエンザに感染する前に精油を吸入することで、感染後のウィルスの増殖を抑えることができるといレポートがあります。
(アロマテラピー学雑誌Vol.9より)
この記事によりますと
①ラベンサラ
②ティートリー
③ユーカリラディアタ
の順に効果が高いとなっています。
今回は手に入りやすく、お子さまにも安心なものとしてティートリー、ユーカリラディアータ、ラベンダーなどをチョイスして行ってみましょう。
ちなみにそれぞれの主な働きは下記のようになります。
★ティートリー:オーストラリアでは街中にみられ、昔から傷の手当、殺菌、消毒の作用があり免疫力を高める
★ユーカリラディアータ:鼻の炎症や、不快感を和らげ咳やたんをきる
★ラベンダー:鎮静から消毒、抗炎症作用などを持つ万能薬
なお、小さなお子さまは手浴に精油を入れるのではなく塩だけにして、精油は芳香浴を使うのがおすすめです。
【手浴の方法】
◆洗面器・バケツなど
◆お湯(40~42度くらい)
◆天然塩(植物油)
◆精油(ティートリー、ユーカリラディアータ、ラベンダーの中から2~3滴)
【方法】
洗面器・バケツにお湯をはり、その中に精油を2~3滴、天然塩または植物油など混ぜて入れます。
10分ほど手首まで浸します。
お湯の中で手を動かしたりセルフマッサージしたりするとさらに効果的です。
洗面器などから立ち上る精油の香りと成分を吸入する(吸い込む)ことで、ウィルスに対抗できる準備をしましょう!
ではハンドトリートメントの後編をやってみましょう。
(最後に前編も記載してあります)
【用意するもの】
◆バスタオル
◆ハンドタオル
【方法】
⑤手の甲を上にして、手の甲を手首の上あたりから指方向にくるくると円を描くようにトリートメントをします。
⑥指を1本ずつ手のひらで包み込み、指の付け根から指先に流します。
⑦手首を優しくまわします。(このとき互いの手を組み合わせて行うとやりやすいです)
⑧③でおおなったエフルラージュを行います。手首~ひじのあたりまでゆったりと行いましょう。
⑨手を両手で包み込み、ゆったりとしながら呼吸を整えて終了です。
ちなみに前回の復習はこちらです↓
①オイルを使う場合は適量を手にとり、あたためるようにしながら手の先からひじの上あたりまでなじませます。
②手の平を上下からはさむように包み込み、ゆったりと深呼吸します。
③エフルラージュ(軽擦法)を行います。
手首~ひじのあたりまで手のひらを密着させて、適度な圧をかけながら撫で擦ります。
これだけでも十分心地よいものです♪
④手のひらも時計回りにエフルラージュを行いましょう。適度な圧で行います。
以上で簡単ハンドトリートメントは終了です。
ぜひご家族みんなで楽しみながら交代しながら行ってみてくださいね。
ステキなコミュニケーションにもなるはずです♪
では次回は冬の風邪・ウィルス撃退法についてお届けしたいと思います。
実際に家庭でもすぐ取り入れられる使い方をご紹介しますね。お楽しみに!
斉藤 智子 【ベビーマッサージ&アロマテラピー教室『ビアンジェ』主宰】
記事テーマ
ママの生の声から実感したのは、ママが上手に気分転換をしたり、リラックすることは、家族の笑顔につながること。ベビーマサージの基本でもある『タッチケア』の大切さは年齢を問わず大切なコミュニケーションであること。
ママ&ベビー×スキンシップ×香り~をテーマに、家族みんなで楽しむアロマライフやタッチケアを連載します。