様々な香りを漂わせたり、クラフトを作ったり、トリートメントをしたり…。最近では様々なところで「アロマテラピー」を身近に楽しむことができるようになってきました。
では「アロマテラピー」とはどんなものなのでしょう?
「アロマテラピー(アロマセラピー)」は「アロマ(芳香)」と「セラピー・テラピー(療法)」を組み合わせた造語なのですが、植物の神秘的なパワーの源である香りの成分をぎゅっと凝縮したもの=「精油」を使って、心と体に働きかける「自然療法」の一つなのです。
自然療法、といっても難しいことばかりではありません。植物が持つ様々な効能。日本でも昔の人たちは日常で使い、今でも残っているもの、取り入れられているものがあります。
たとえば…「ゆず湯」。ゆずの果皮に含まれる成分は、血行を促進し体をあたためてくれます。他にも防虫作用のあるヒノキなどをタンスに使用したり。「植物のパワー」、実は私たちのまわりにたくさんあるのです。
新しいようでいて、実は昔からなじみのあるのがアロマテラピーなのかもしれません。
精油の芳香成分を体内に取り入れると、いくつかの経路を通って脳に伝わります。そして脳から体のあちこちに指示が発信されます。
その結果、感情や記憶にも大きな作用があるということがわかってきました。
アロマテラピーは、香りを嗅ぐだけで気分転換ができたり、リラックスができたり。そしてきちんと使い方を知ることで子どもたちも一緒に楽しめる、毎日を彩ることができるステキなエッセンス。ぜひみなさんもゆるやかに、そしてもっと身近にアロマライフを楽しんでくださいね。
毎回、簡単に楽しめるアロマテラピーやタッチケアのレシピをご紹介していきたいと思います。
今回は精油1本から楽しめるものです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【材料】
ティッシュペーパー、ハンカチ
お好きな精油 2~3滴
(例)
・安眠に…オレンジスイート、ラベンダーなど
・リフレッシュに…レモン、マンダリンなど
・空気清浄に…ティートリー、ユーカリラディアータなど
【方法】
1:ティッシュペーパーに精油を数滴垂らして香りを楽しみます。
精油は1種類ではなく、数種類を混ぜて楽しむことも出来ます。
精油が直接服などに付くとシミになることがありますのでご注意くださいね。
※アロマテラピーは医療ではありません。ご自身のご判断のもとお使いいただきますようお願いいたします。また、記事内のレシピ等でのトラブル等の責任は負いかねますのでご了承ください。
※妊娠中や小さな子どもの使用を避けたほうがいいといわれる精油は使わないようにしましょう。
次回は実際にアロマテラピーを楽しむ方法、注意する点についてお伝えいたします。
斉藤 智子 【ベビーマッサージ&アロマテラピー教室『ビアンジェ』主宰】
記事テーマ
ママの生の声から実感したのは、ママが上手に気分転換をしたり、リラックすることは、家族の笑顔につながること。ベビーマサージの基本でもある『タッチケア』の大切さは年齢を問わず大切なコミュニケーションであること。
ママ&ベビー×スキンシップ×香り~をテーマに、家族みんなで楽しむアロマライフやタッチケアを連載します。