タンタンはおさるさんです。このシリーズはとても簡単で小さいお子さんでも読むことができますが、大人でも最後にびっくりなことが起こってしまう内容になっていてとても楽しいです。
今月はそのシリーズの中の『タンタンのハンカチ』をご紹介します。
「タンタンのハンカチ」 いわむらかずお・作 偕成社
タンタンが魔法の呪文「おおきくなあれ ハンカチ カーチカチ」と唱えると・・・。
ハンカチがどんどん大きくなっていきます。
まず最初は手のひらに乗るくらい、それから首に巻けるくらい、頭に巻けるくらい、闘牛士のマントくらい、スーパーマンのマントくらい、それから、それから・・・
どんどん大きくなってそのたびにそのハンカチでいろんなことをして変身してみます。
大人も子どもも、みんなで大きな声で「おおきくなあれ ハンカチ カーチカチ」と一緒に唱えたくなってしまいます。
あまり知られていないと思いますが、なんと「ハンカチ カチカチ」の歌詞が出てくる童謡を発見。とても短い歌ですが、この絵本にぴったり。
童謡『ハンカチのうた』 作詞:まど・みちお 作曲:中田喜直
「ぞうさん」など有名な童謡をたくさん書いていらっしゃるまど・みちおさんの作品です。
ハンカチ カチカチって言いやすいですし、なんだかかわいいですが、もちろん自分たちで考えてみても面白いですね。
呪文の言葉「ハンカチ かーちかち」と唱えてハンカチから魔法のクレヨンを出してみましょう。いつものクレヨンはもちろん紙の上にしか描いてはいけないお約束だと思いますが、今日はハンカチの魔法のクレヨン。特別に窓ガラスに描いてしまいましょう。
このクレヨン。最近はあちこちの雑貨屋さんなど(なぜだか郵便局にもあった)においてありますが、ガラスに描いて消せる素晴らしいクレヨン。
キットパス きっず
初めてクレヨンを握る子用もあります。
ビニールにもかけるので100円のビニール傘にも描けます。
さあ、窓ガラスに描きましょう!!大きい子も小さい子も思い切り楽しめます。
こんな感じ。楽しそう!!
必ず描く前に「今日は魔法のハンカチから出てきたクレヨンだから、「特別ね」と約束して渡しましょうね。
平松 あずさ 【音の教室カリヨン主宰・歌い手】
記事テーマ
「音の教室カリヨン」は絵本を教科書にしてレッスンを行っています。 レッスンでは絵本を音楽的、美術的、演劇的というジャンルに分けて、レッスンしていますが、ここでは、ママたちが子どもと絵本を読んだ後、どうやってあそぶと楽しいかというヒントを連載していきます。絵本にあった童謡や子どもの歌も紹介します。