ファッションカラーでもインテリアカラーでも、「3色」を選び出すことが出来ればカラーコーディネートは上手く行きますよ♪ この配色技法は、お菓子のパッケージなどの身近なものに多く使われているので、お子様と一緒にお買い物に行かれたときなどに探してみて下さいね!
まず、選び出した3色のうち1番面積が広く多く使いたい色(全体の70%位)を「ベースカラー」と呼びます。ファッションだとスーツの色、インテリアだと床や壁、天井の色となります。
次は2番目に多く使う色(全体の25%位)「アソートカラー」。これはファッションだとインナーの色、インテリアだとソファーや大きな窓のカーテンの色など。
最後は、その配色にメリハリをつける差し色(全体の5%位)「アクセントカラー」を選びます。アクセントカラーはファッションだとアクセサリーやスカーフの色など。インテリアだとクッションカバーやお花の色などを差し色として配色全体にメリハリをつけていきます。
この「アクセントカラー」の配色を利用したものは、お茶やガムのパッケージに見つけることが出来ますよ。
前述の「色の面積比」の考え方、私はスターバックスさんに行くと思い出してしまいます。なぜかと言うと・・・スターバックスさんのカウンターの配色がこの考え方に当てはまるのです。カウンターのブラウンが「ベースカラー」。バリスタさんのエプロンの色グリーンが「アソートカラー」。オーダーをしたドリンクを受け取るところにある赤いランプが「アクセントカラー」。あの赤いランプはコーヒーの実が熟したところを表しているのだとか・・・!?
「アクセントカラー」は配色の何処に入れても良く目立つ色を使うというものでしたが、色と色の間に目立たない色を入れて配色を完成させる「セパレーション」という技法もあります。例えば、ファッションの組み合わせで、トップスとボトムスの色合いが曖昧な場合にベルトをして完成させる配色です。フレンチネイルをした際、フレンチの境目にラメのラインを入れるのも「セパレーション」。ストーンを入れるのは「アクセントカラー」になりますね。
また、この「セパレーション」は、鮮やかな「赤」と「緑」など色の明るさが同じ反対の色を組み合わせたときに、色の違いが大きすぎるので私たちの目にはハレーションと言う不快な見え方になってしまいます。これを緩和するために「セパレーション」を行います。その例が下の画像です。お子様とおやつの時間にお話し下さいね。色彩感覚が磨かれるかもしれませんね♪
川島 彩子 【カラーコーディネーター】
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私が行うセミナーでの人気メニューは、 ①「ファッションの色彩」自分に似合う色・ファッション ②「インテリアの色彩」カラーセラピー・整理収納 ③「子供の成長に合わせた色の選び方」 と、なっています。 私自身の育児の時に感じた思いを活かし「母」「妻」「女性」として『私らしく輝いている』為の色彩活用術をお届けします!