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ブルーライトの身体への影響/2012年7月

ブルーライトとは

近頃、良く耳にするブルーライト。ブルーライトは最近になって出来たものではなく、以前から私たちの周りに存在しているものなのです。私たちは「色」を「光」があるから見ることが出来ていますよね! この「光」を詳しく分析すると「ブルーライト」が含まれているのです。

この「光」は「可視光」といわれる電磁波の一種で、電磁波は波となって大気中を進んでいます。この波の大きさの事を「波長」といい、この波の大きさ(波長)で色々な種類の電磁波に分かれているのですが、「可視光」は380nm~780nmの波長です。

この380nm~780nmの波長の中に虹の七色の光(赤・橙・黄・緑・青・藍・青紫)の色が含まれていて「ブルーライト」と言われるのは380nm~495nmの波長の短い(短波長)青色の光の色のことです。a1380_000244.jpg 

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空が青い理由

お天気の良い昼間の空が、青く何処までも続いているように見えるのは「光の散乱」の作用の為です。太陽の光=「可視光(380nm~780nm)」が大気中の微粒子にぶつかった時、短波長の青い光ほど散乱しやすく、遠くまで青い光が届くので青空は何処までも続いているように見えるのです。 

ブルーライトが身体にもたらす2つの影響
  • 眼に対する影響

短波長の光の一部は紫外線にもっとも近く、大きなエネルギーを持っているので、私たちの眼の角膜や水晶体で吸収されることなく網膜まで届きます。この網膜まで届く光が眼に影響します。網膜に変性を起こしたり、ピントのズレか生じます。とくに青色光はピントのズレを起こしやすく、その結果、画像のチラつき、まぶしさといった現象が生じ、眼の疲れや頭痛などの症状に発展する可能性があると考えられています。 

 

  • サーカディアンリズム(生体リズム)への影響

人工的な灯りを持たなかった頃、朝日の青白い光で身体が目覚め、仕事をし、夕暮れになるとオレンジ色の夕焼け、夜には蝋燭や松明のオレンジ色の明かりの中で安らぎ眠りにつくという、光による生態リズムが整えられていました。それが、近年はテレビやパソコン、携帯電話、ゲーム機などで夜になっても青白い光があふれ、私たちの生体リズムを狂わせているのではないかと考えられています。 

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ブルーライトへの対策

眼の疲れが気になる方は、もしかしたら、ブルーライトの影響かもしれませんね。ブルーライトカットの眼鏡が話題になっていますが、眼鏡をかけるのはちょっと・・・という方は、ブルーライトをカットするフィルムも発売されているので、携帯やゲーム機の液晶画面に貼り、そちらを利用しても良いかもしれませんね。

夜、なかなか眠れないという方もブルーライトで生体リズムが影響をうけているかもしれませんね。夜寝る前は、テレビや、携帯、パソコンなどから離れ、頭上から照らすお部屋の明かりを消して電球やキャンドルなどの間接照明に変えて過ごせば、交感神経から副交感神経へスイッチが切り替わりリラックスができ、眠れるようになるかもしれませんね。 

Mama's profile/プロフィール

川島 彩子

川島 彩子 【カラーコーディネーター】

記事テーマ

「母」「妻」「女性」として輝くための色彩活用術

私が行うセミナーでの人気メニューは、 ①「ファッションの色彩」自分に似合う色・ファッション ②「インテリアの色彩」カラーセラピー・整理収納 ③「子供の成長に合わせた色の選び方」 と、なっています。
私自身の育児の時に感じた思いを活かし「母」「妻」「女性」として『私らしく輝いている』為の色彩活用術をお届けします!

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