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子どもたちも長い夏休みに入り暑い日が続いていますね。いかがお過ごしですか?　私の息子が小学校低学年だった頃、夏休みの宿題に、「暑中お見舞いを出す！」というものがありました。この「暑中お見舞い」を出してよい時期は『立秋』まで。今年2012年は8月7日が『立秋』にあたります。この日を過ぎると暦の上では秋となるので、「残暑お見舞い申し上げます」と変わります。 

立秋から1週間ほど過ぎた13日から「お盆」が始まります。この「お盆」の期間にあわせて田舎に帰省したり・・・と、夏休みを迎える方も多いかもしれませんね。お正月に「年神様」を迎えるのと同じように、お盆は「ご先祖様の霊」を迎えまつる行事です。胡瓜やお茄子でつくられた「馬や牛」が飾られているのを見たことはありませんか？　あの胡瓜やお茄子は、ご先祖様の霊が「馬に乗って早く帰ってきてください！」「牛に乗って、ゆっくりお帰りください！」の願いが込められているのです。
(お戻りになる時に、祖霊が馬に乗り荷物は牛に乗せる。という説もあるようです。) 

私は、お庭で育てた夏野菜で精霊馬を作ります!(ピーマンでは作りませんよ！)

8月13日の夕方、祖霊が迷わずに、自分の家へお帰りになるように玄関先で「迎え火」を焚き、8月16日の夕方、祖霊が帰る道を明るく照らすため「送り火」を焚きます。この「火」を焚くのは、他にも「火」を清浄なものと考える昔の思想があったからでもあります。清浄な火に導かれ、火に依って帰ってくるのです。 

送り火として行われる、京都の大文字焼きは有名ですね。

この期間には、ご先祖様から受け継いだものに感謝をして、自分の親やお子様とお話をして過ごせば、自分のルーツを知り、これからの道が見えてくるかも知れませんね！！　どなた様も、良い夏休みをお過ごしください♪