読み聞かせはイメージ力や感性、感受性を養います。
子どもは絵本にかかれた絵や、耳から入った言葉から、頭の中にイメージ(映像)を思い浮かべ、そのイメージから感情がわきあがります。イメージ力はこれから何を学ぶにあたっても重要な力です。文章からイメージがわかなければ、国語の読解はもちろんのこと、算数の文章題も解けません。
また、感性を磨くことは人としての心を育てることでもあり、その感性や、喜怒哀楽といった感情が、人間らしさ、人として生きていく上での豊かさになっていきます。
感じる力が弱い、外の刺激や働きかけから受け取れるものが少ない子は、学ぶことに楽しさを感じられず、積極的にもなれません。
文字や数字を覚えることだけが、かしこい子を育てることではありません。表現力豊かに読み聞かせをすることが、かしこい脳の土台になります。
読み聞かせは0才から始めましょう。私はまだ目がはっきり見えていないのかもしれないころから、横に一緒に寝そべって「いないいないばあ」などの絵本を読んでいました。
同じ言葉や同じ絵が繰り返される絵本は、リズムとともに記憶され、小さい子どもにとってもすぐに覚えられて楽しいですね。
小さいおこさん向けの本は、表現力が命です。気持ちをこめて、緩急をつけて、適切な間を取りながら、まるで女優さんがお芝居をしているかの
ように読みます。
ママが感情をこめて読めば、それがそのまま子どもに伝わり、感性も育つでしょう。少ない言葉でいかに子どもの興味を引くことができるか、そんなことに挑戦する気持ちで、ママも恥ずかしがらずにオーバーに読んでみてくださいね。
谷 あゆみ 【プレシャス・マミーメンターコーチ】
記事テーマ
塾なし、手間なし、すべり止めなしで東大に現役合格した息子。その母がやっていたことは?考えていたことは?「東大脳」は自ら夢を持ち、目標に向かって努力する脳のこと。ここでは、子どもが賢く自立するための親の接し方、あり方を、私の経験と学んだ脳の知識、コーチングの内容をミックスしてお伝えします。