おさんぽは、なぜいいかといえば、五感の刺激がたくさん与えられるからです。
五感の刺激をまんべんなく与えることで、脳はまんべんなく発達し、しかも1歳までに脳の電気信号を伝えるシナプスは90%ができあがるのだそうです。つまり、1歳までに五感の刺激をたくさん与えることが、よく働く脳の土台を築く、ということなのです。
ママがお話したり、抱っこしたりすることももちろん五感の刺激は与えられますが、外に行けば、空気の温度、まぶしい光、風、車の音や鳥の声などなど・・・家の中だけでは得られない五感の刺激を受ける要素があふれています。ですから外に連れ出しても大丈夫な2ヶ月ごろから、どんどんおさんぽに行きましょう!
初めての赤ちゃんを産んだママは、孤独感に襲われることもあるかと思います。現に私はそうでした。ほしくて仕方がなかった赤ちゃんでしたが、生まれてみたら自由がきかず、家の中に2人でずっといることは、1人でいるよりも寂しく感じられたのです。
そこで私はおさんぽに出かけました。しかも小さいうちは1日に2回、おさんぽをしました。なぜなら、まだお座りもできない赤ちゃんのうちは、公園などにおさんぽにいっても砂場でもブランコでも遊べないので、他のママたちと交わることもできず、すぐに帰ってきてしまうからです。です
から午前中は公園まで出かけ、午後はまたお買い物ついでにおさんぽをする、という日課でした。
でも今思えば、それは、息子にとってとてもよい刺激になっていたのだと思います。おさんぽをしながら話しかける相手も息子しかいないので、あれやこれやと話しかけていました。五感の刺激を与えながら言葉がけもでき、しかも私自身も孤独感やストレスから解放される、とてもいい時間だったのです。
たかが「おさんぽ」、されど「おさんぽ」。脳を育てるためには知育玩具に勝る手段かもしれませんね。
谷 あゆみ 【プレシャス・マミーメンターコーチ】
記事テーマ
塾なし、手間なし、すべり止めなしで東大に現役合格した息子。その母がやっていたことは?考えていたことは?「東大脳」は自ら夢を持ち、目標に向かって努力する脳のこと。ここでは、子どもが賢く自立するための親の接し方、あり方を、私の経験と学んだ脳の知識、コーチングの内容をミックスしてお伝えします。