五感の刺激の内で最も簡単に最初からできることの一つが「話しかけること」です。
生まれてすぐからどんどん話しかけましょう!赤ちゃんにとって、ママという存在は一番自分の近くにいて愛を注いでくれる大好きな存在なのです。
そのママに抱っこされたり、おっぱいをもらったり、話しかけられたり、おむつ替えをしてもらったり、そういうスキンシップやふれあいをすることで、赤ちゃんの心と脳は発達していくのです。
もしも生まれた赤ちゃんをだっこもせず話しかけもせずほっておいたらどうなるでしょう?その子は正常には育ちません。人が持っている一番高度な脳、大脳皮質は赤ちゃんが生まれたときからどんどん発達しだすのですが、それを促進していくのが五感の刺激だからです。
私の場合、病院は大病院で母子別室だったので、産んだ翌々日から3時間おきに授乳室におっぱいをあげに行きました。おむつを替えて、おっぱいをあげていると、助産婦さんにほめられたのです。
「おかあさん、お話上手ね。」って。
私はちょっとびっくりしました。「えっ?どうしてほめられるの?」何も私は特別なことを話していたわけではありません。ただ普通に、「おっぱいおいしいねー。」「えー?もうおなかいっぱいなの?もっと飲んで~。」「ああ、まだ寝ちゃだめだよ~、起きて起きて。」といったり、「おしっこいっぱい出たねー。おしりきれいきれいしようねー。」と話しかけているだけだったからです。
そこで冷静に周りを見回してみると、意外と他のママたちはだまっておっぱいをあげていました。おむつ替えも黙ってやっていました。もちろん、人目を気にして恥ずかしいから、という理由だったかもしれませんが、私みたいなおしゃべりママは確かにいませんでした。
後で気づいたのですが、そうやってママが赤ちゃんの顔見ながら話しかけることは、赤ちゃんにとって大変プラスな刺激であり、それによって、脳や感受性が発達し、赤ちゃんには喜びや安心感が生まれ、愛情が伝わるのです。
ですから、脳と心の発達のために、赤ちゃんにはどんどん話しかけましょう!!
谷 あゆみ 【プレシャス・マミーメンターコーチ】
記事テーマ
塾なし、手間なし、すべり止めなしで東大に現役合格した息子。その母がやっていたことは?考えていたことは?「東大脳」は自ら夢を持ち、目標に向かって努力する脳のこと。ここでは、子どもが賢く自立するための親の接し方、あり方を、私の経験と学んだ脳の知識、コーチングの内容をミックスしてお伝えします。