これからの親は、教育の面でグローバルな視野を持ったほうがよい、と思います。
いまさら言われなくても、すでに持っているかたもたくさんいらっしゃることと思います。
グローバルな視野、というと英語教育?と思えそうですが、そうではなく、まずは諸外国の教育と日本の教育の違いについて興味を持つ、ということです。
なぜそれが必要か、といえば、これまでの日本の教育のあり方ではこの先子どもたちの可能性を伸ばすことはしづらいでしょうし、世界と比較すると、どんどんと日本の教育は遅れてきてしまっているからです。
先日尾木ママの講演を聴きました。
あのキャラクターですからとても楽しかったのですが、同時に教育評論家なので、さすが、研究していらっしゃる、と思うことが短い講演の中でたくさん聴けました。
尾木ママいわく、オランダの教育は日本より40~50年進んでいるそうです。
制約が少なく、各学校ごとに教育の仕方が違い、選択肢が多いが、その分自主性を必要とされる、私立も公立も授業料がほとんどかからない、
合わなければ途中で変わることも可能で、学力が低いとしても、それをマイナスにとらえられることはない、などなど・・・
だから「孤独」を感じている子どものパーセンテージが世界で一番低い。
逆に一番高いのは日本で、約3人に1人が孤独を感じている状態なのだそうです。
私もまだこれから勉強するのですが、そうやって海外の教育の話を聞くと、日本人として「これが当たり前」と思って育った教育についての枠がはずされていき、もっと自由でもいいんだ、と思えてきます。それが子どもたちの心を軽くし、能力を引き出す上でとても大切なことだと思うのです。
日本の教育に子どもを当てはめるのではなく、世界の教育を視野に入れて子どもの能力を伸ばすためには何が適切なのか、考えてみましょう。