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東大脳はどこにある?その2/2012年2月

才能はこんなところに

東大脳とは、親の言うことをよくきくいい子ではありません。

自分の「やりたい!」「好き!」「得意!」に集中できる子のことです。
 
前号の続きで、私の考える東大脳のお子さんの例です。
 
 
あるお子さんは、すべり台に上ると、自分がすべらないで上から靴を投げたり、砂をすべらせたりします。それは「滑り台はこうして遊ぶもの」という枠がないということです。たとえ人がそうしていても、自分はそうじゃない使い方がしたい、こうしたら楽しそう、と創造できるということです。枠にはまらない見方や考え方ができることは、ひとつの才能です。
 
 
人は基本的に、今までと同じ見方をしてしまうようにできています。
最初に思い込んだとおりの見方に固まってしまうのです。
 
ですから、親や先生から教えてもらうと、その通りにしかできない、応用力や創造力の乏しい子どもはたくさんいます。
 
それに比べたら、人と違うことができるのは才能なのです。
学校の先生だけを信じすぎないで

学校の先生とて、神様ではありません。先生に言われたから、といって全面的にそれを正しいと思う必要はないと思います。

 
私たち親も、「先生」という枠で見るので、その言葉をまるで絶対のようにとらえてしまう傾向がありますが、先生も1人の人間。自分なりの枠と価値観で子どもたちを見ています。ですからいずれにせよ、偏っている可能性が高いのです。
 
(学校の先生を批判しているわけでは決してありません。)
 
 
このお子さん、学校の先生には「落ち着きがなくて話を聞いていない。一度専門のところへ相談に行ったほうがいいかもしれない。」と言われてママは悩んでしまったのですが、幼稚園時代には先生に「とっても集中力があって好きなことには没頭しています。」といわれたそうです。
 
おそらく、学校の授業に興味が持てないのでしょう。興味を一旦持ったら、ググッと集中してしまうタイプの子です。先生と波長が合わないのかもしれません。
 
 
ママいわく、「どうやら動くものが好きみたいです、手で持ったものを放して机に落ちるところを見て笑っていたりします。」とのことなので、もしかしたら将来は物理が大得意になるかもしれません。
 
 
先生の言葉より、親がわが子を信じてあげることが必要なときもあると思います。
 
このように、「うちの子、普通と違う、ちょっとおかしい・・・?」と思うようなところに、その子の東大脳の種がある!と私は思っています。その芽をつぶさないで、どんどん伸ばしていけるようにしてあげたい!そういう教育をしてほしい!
 
 
将来その子たちがどうなるのか、とても楽しみです。

Mama's profile/プロフィール

谷 あゆみ

谷 あゆみ 【プレシャス・マミーメンターコーチ】

記事テーマ

子どもが賢く自立するための 東大脳実践講座

塾なし、手間なし、すべり止めなしで東大に現役合格した息子。その母がやっていたことは?考えていたことは?「東大脳」は自ら夢を持ち、目標に向かって努力する脳のこと。ここでは、子どもが賢く自立するための親の接し方、あり方を、私の経験と学んだ脳の知識、コーチングの内容をミックスしてお伝えします。

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