梅雨入りし、なんだかじめっとした気候がしばらく続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近では、エアコンに除湿機能もついているので、日常の中で不快指数が多い状態も、ずいぶんと減っているような気がします。
しかし、ココロの側面からいうと、“不快指数が減って解決したようにみえても、またあらたに別の悩みが出現する”・・・なんていうことも。
世の中は常にいたちごっこしているようなところがあります。
でも、ココロのしくみを知っておくことで、そのいたちごっこのレースから、一歩引いて、のびのびと自分の人生を歩いていくことができます。
さて、今月も前回の続き「○○がないからできない?・後編」をお届けしたいと思います。
前回お話しした「自分にはできない理由を考え、他人にはできる理由を考える」ですが、これには、セルフイメージが大きくかかわっているといえます。
セルフイメージとは、“自分はこんな自分。だと自分に対して抱いているイメージ”。
自分に対して抱いているイメージ(セルフイメージ)が低いと、自分の才能、魅力、個性といったものに限界をつけてしまいがちな傾向にあります。
つまり、自分にはできない理由を考えてしまう人というのは、簡単にいうと、“どこかの時点で、自分にはできないと思ってしまうセルフイメージをつくってしまった” 人ということ。
傷つきたくない、怖い、不安・・・そんな感情から、できない理由をつけて、やる前にあきらめたほうが傷つかないで済む・・・そういうふうに思ってしまうこともあるでしょう。
でも、はじめからできないのではなくて、自分はできないと思い込んでしまっているから、その現実があるだけで、見方や心の持ち方、意識を変えれば、それにあわせてまた違った現実・・・可能な現実、があらわれます。
セルフイメージは、変えられます。
いつからでも、上書きしていくことは可能です。
自分に対して抱くイメージが変われば、セルフイメージは変わるということ。
それには、毎日の・・・日々の生活の中で、“小さな成功体験”を積み重ねていくことが大切。
たとえばですが、以前、「長い目で物事をみる」のところでもお話ししましたが、すべてのことが極する面を持っているのだから、それなら悪い面に意識を注ぐことに一生懸命になるよりも、“よい面”にフォーカスをあてることを意識しましょう、ということです。
毎日の生活の中で、よい面をみつけていく癖をつけることも、ちょっとした成功体験につながります。
お財布をわすれた、とか、けんかをした・・・など、日常に起こる出来事の、一見、悪いことにみえることも、そのときわからなくても後々あれがあったからよかった、と思えることだって多々あります。つまり、起こる出来事すべてに“よい面”を自分でみつけることができたなら、それは小さな成功体験を感じることになると思います。
そうやって少しずつ自分に対して扱いを変えていくことで、セルフイメージはかならず変わってくるはず。
ぜひみなさんも、○○がないからできない、という自分で思い込んでいるセルフイメージにとらわれないでくださいね。
次回はさらに、○○がないからできない? を詳しく実体験からご説明していきたいと思います。
安原 ルリ子 【夢叶えるカウンセラー】
記事テーマ
カウンセラーとしてココロの側面から、また9歳の男の子のママとしての実体験から楽しく育児に関われるココロの持ち方などをお伝えします。