晴れわたった空。気持ちよさそうに泳いでいる鯉のぼりがなんとも季節を感じさせます。
初夏の風を感じる爽やかなとき...新しいこともスタートして、少し慣れてきた頃...ママたちもほっとひと息ついている頃でしょうか。
願いをかなえるハッピー・ノート、16回めの今回は、そんな爽やかなひとときの合い間に、お伝えしたいこと・・・“余裕を持って物事をとらえることの大切さ” についてお話ししたいと思います。
子育てをしていると、子どものことで頭がいっぱい。家族にかかわれる幸せな時間である反面、子ども中心のライフスタイルにどっぷり浸かりきってしまい、いつのまにか行動範囲、そして視野も考え方も狭くなってしまっていませんか?
実は、自分が思っている以上に、人には “思い込み” というものが存在しています。
それは物事を経験や自分の考え、とらえ方で、いわゆる勝手に「そうなんだ」 と決め付けてしまっているということ。
カウンセリングを仕事にしている私ですが、そんな私も、「あっ、また思い込んでしまってる!」 と、はっとさせられることが多々あります。
その “思い込み” によって人は考え方、行動まで支配されてしまっているのですが、問題は、その自分の “思い込み” に気づかないために、それで逆に悩んだり、苦しくなってしまったりしてしまうこと。
では、どうしたらその思い込みに気づいたり、はずしていくことができるのでしょうか。
思い込みに気づいたり、はずしたりするのは客観的に自分を見られてこそ。
いろんな方法があると思いますが、今回お伝えしたいことはそのひとつ。
それが、「長い目で物事をみる。」 ということ。
たとえば・・・
今日は子どもの習い事があって、そのあいだにママは夕食の準備をしようと決めていた。
そして子どもを予定通り習い事に送り出して、さぁ夕食の準備にとりかかろうかな、今日はカレーだななんて思っていたら、あれ?材料のカレー粉がない! えーーー、やだ!うそでしょ?!もう今日はカレーにしようと思って、お肉も人参も玉ねぎも買っておいたのに~、もうわたしったら何やってんのかしら。あぁ、もう。
それに子どもにも今日はカレーって言っちゃって、子どもも「わーい」なんて喜んでたし、できたらやっぱり今日はカレーがいい。なんだかますますカレーが食べたくなってきて。 今からなら・・・時間的には、一番近いスーパーなら今から買い物に行っても、子どもが習い事から帰ってくるまでには、材料は買ってはこれるかも。
よしっ仕方ない、では買い物に行こう!と気を取り直して、歩いて家を出たら、なんとなぜか急に雲行きがあやしくなって、雨がぽつぽつ・・・えっ?なにっ?と思っていたら、さらに雨足がひどくなりはじめ、ざーざー降りだす。傘を持ってでてなかったので、買い物どころではなくなってしまって、すぐに引き返して、また家に逆戻り。そして、傘を持っていっていない、子どもを迎えに行かなくては!
さぁ、こんな状況にでくわしてしまったとき、あなたならこの状況をどうとらえるでしょうか?
子育てをしていると、自分だけでなく、子どものことも考えながら動くことが多く、ママはたいてい、ふんだりけったり(笑)と思えるようなことをたくさん経験しているはず。
でも、そんなふんだりけったりなことも、価値観や考え方の違いでさまざまなとらえかたができるはず。
それを長い目でみるということはどういうことなんでしょうか?
そして、あなたは、どんなとらえかたを普段されているでしょうか?
続きは次回お伝えしたいと思います。
安原 ルリ子 【夢叶えるカウンセラー】
記事テーマ
カウンセラーとしてココロの側面から、また9歳の男の子のママとしての実体験から楽しく育児に関われるココロの持ち方などをお伝えします。