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離婚を考える前にやってみよう②~聴き上手になろう(概要編)/2019年7月

聴くことの大切さ

ハート手.jpgよりよいコミュニケーションのためには話すことと同じくらい、場合によってはそれ以上に「聴くこと」が大切です。聴き上手な人は相手に好感を持たれ、多くの情報を受け取ることができます。パパやお子さんとの関係がうまくいっていないと感じるとき、相手と話はしていても自分の話ばかりをしていたり、相手の話に心を傾けて聴いていなかったり、ということはないでしょうか。今回はコミュニケーションの軸となる傾聴について概要をご紹介していきます。

聴き下手がひき起こすコミュニケーション低下

ng.jpgまずは聴き下手のNG例をご紹介します。

①わずらわしそうに聴く

②相手の顔を見ないで聴く

③相手の話を奪う

④批判する

①と②は、スマホを見ながら話を聴くというのがありがちなケースです。ちゃんと話を聴いてくれていないという不快感を相手に与え、話しても無駄、どうせ聴いてくれないなどと諦めやコミュニケーションの断絶につながる恐れもあります。次に③は「会話どろぼう」とも呼ばれますが、何を話しても聴き手が自分の話にすり替えてしまうパターンです。④は会話の合いの手が「でも・・」となり、聴き手側としては正論やよかれと思って言ったつもりが話し手にとっては批判に聞こえることが多く、批判されて不快な気持ちになるのであれば話をしたくない・・となってしまいます。③④共にコミュニケーション悪化へとつながります。

聴き上手の基本は感情コントロールと共感

傾聴3.jpg聴き上手の基本となる土台は、「自分の感情をコントロールすること」と、「相手に共感すること」です。具体的には、前者は自分の話がしたいという誘惑をコントロールすること、後者は相手の話(関心を持っていること)に自分も関心を持つことです。なかなか無意識にはできないものですので、日頃の会話から意識をすることが大切です。次に、聴く際の姿勢や表情も大事になります。腕組みやふんぞり返ってというような横柄な姿勢では相手へ不快感を与えますので、相手と同じ姿勢で聴くこと、また悲しい話や嬉しい話など相手の表情に合わせて聴く必要があります。聴き上手の実践的なポイント紹介は別の機会で詳しくお伝えします。

さいごに

今回は、「聴き上手」をテーマに、パパやお子さんとのコミュニケーション法についてご紹介しました。結婚生活を送る中で、時には離婚の文字が頭をよぎることもあるでしょう。そんな時、自分の負の感情は一度脇へ置き、家族との関わり方について少し立ち止まって考えてみませんか。全か無かではなく、複数の選択肢がきっとあるはずです。

 

《参考文献》勇気づけ勉強会ELM講座テキスト(有限会社ヒューマンギルド開発・非売品)/勇気づけリアル子育てコーチ養成講座テキスト(非売品)

Mama's profile/プロフィール

いわもと くみこ

いわもと くみこ 【離婚カウンセラー/勇気づけ子育てコーチ】

記事テーマ

もしも離婚が頭によぎったら!? 「離婚で子どもを不幸せにしないためにママができること」

3組に1組が離婚をしている現代。日々の暮らしの中で、「離婚」の二文字が頭によぎった時にママたちへ読んでいただきたいコラムです。親の離婚によって子どもを不幸せにしないことを最終着地点として、「離婚が及ぼす子どもへのダメージ」「離婚を決断する前に自分ができる夫婦再構築の対処法」「それでも離婚となった場合の心構え」についてお伝えしていきます。

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