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離婚を考える前にやってみよう④「言葉の使い方を工夫しよう~お願い口調と意見言葉への変換が生み出すコミュニケーション力~」/2019年8月

言葉の力

power.jpg言葉は伝える手段である共に、取り扱いによっては人を勇気づけることも傷つけることもできます。筆者が好きな名探偵コナンの映画シリーズの中に「言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、やっかいな凶器になる。言葉のすれ違いで一生の友達を失うこともあるんだ。(『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』より抜粋)」という印象的なセリフがありますが、これは友達に限らず、夫婦にも親子関係にも同じことが言えるのはないでしょうか。今回は、夫婦のコミュニケーション向上を目的として、言葉の使い方についてご紹介します。

命令言葉と事実言葉

夫婦けんか.jpgまずは普段の言葉遣いですが、「○○してよ!」「どうせ○○でしょ?」といった言葉を使ってはいませんか? 前者は命令言葉、後者は事実言葉であり、相手に威圧感や圧迫感を与えてしまいます。このような言葉を使う状態では両者の間に上下関係を作ってしまい、「私は正しい、あなたは間違っている」という主観的な意見のやりとりとなり、いつしか争いを生み出します。

言葉の変換作業

魔法.jpgではどうしたらよいのか、それは言葉の変換作業を行うことです。具体的には、命令口調はお願い口調へ、事実言葉は意見言葉への変換です。命令口調からお願い口調への変換により競合的から協力的へ、また相手に選択の余地ができますので相手は自分が尊重されていると実感します。そして事実言葉から意見言葉への変換では、主観ではなく客観的な冷静さやフラットさが表現できます。具体的には下記のように使います。

「○○してよ!(命令口調)」⇒「○○してもらえると助かるな(お願い口調)」

「どうせ○○でしょ?(事実言葉)」⇒「私はこう思うのだけど~。(意見言葉/アイメッセージ)」

少しの変換で印象ががらりと変わります。

まとめ

今回は、「言葉の使い方」をテーマに、パパやお子さんとのコミュニケーション法についてご紹介しました。結婚生活を送る中で、時には離婚の文字が頭をよぎることもあるでしょう。そんな時、自分の負の感情は一度脇へ置き、家族との関わり方について少し立ち止まって考えてみませんか。全か無かではなく、複数の選択肢がきっとあるはずです。

《参考文献》勇気づけ勉強会ELM講座テキスト(有限会社ヒューマンギルド開発・非売品)/勇気づけリアル子育てコーチ養成講座テキスト(非売品)

Mama's profile/プロフィール

いわもと くみこ

いわもと くみこ 【離婚カウンセラー/勇気づけ子育てコーチ】

記事テーマ

もしも離婚が頭によぎったら!? 「離婚で子どもを不幸せにしないためにママができること」

3組に1組が離婚をしている現代。日々の暮らしの中で、「離婚」の二文字が頭によぎった時にママたちへ読んでいただきたいコラムです。親の離婚によって子どもを不幸せにしないことを最終着地点として、「離婚が及ぼす子どもへのダメージ」「離婚を決断する前に自分ができる夫婦再構築の対処法」「それでも離婚となった場合の心構え」についてお伝えしていきます。

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