字がうまい子と、なかなか思い通りに書けない子では何が違うのだろう?と思って見ていると、やはり「手指を上手にコントロールできているか」ということが重要であることが分かります。
大人でも多いのが、ペンを支えている指に余計な力が入っていることで思い通りに書くことができない方。
その力を抜くことができたときに「書けた!」と上達することが多いのです。
手指を思い通りに動かすことができるようになるために非常に重要なのが、乳幼児期に手指をたくさん使った遊びをすること。
特に、親指・人差し指・中指の3本指をできるだけたくさん使ってあげられることがとても大切になってきます。
今回は「字が上手に書ける子になるためのおうち遊び」の1歳編をご紹介!
ぜひおうちで実践してみてください。
まずご紹介するのが、レンゲですくって中身を移動させる遊び。
何でも良いので深めの容器2つとレンゲを用意しましょう。
レンゲがない場合は、深めのスプーンでも代用できます。
容器の中に入れるものは何でもOK。ビー玉のような小さな玉、お豆やお米などすくえるものを入れておきます。
誤飲してしまわないようにしっかりと側で見守りましょう!
たまに中身を変えてあげるとお子さまも飽きなくて良いかもしれませんね。
準備ができたらお子さまにレンゲを渡してあげて、右側の容器から左側の容器に移して遊んでいきます。
恐らくはじめのうちは写真のように上からレンゲをつかんで持ってしまうと思いますが、これを大人がスプーンを持つのと同じように下から持つよう教えてあげましょう。
嫌がったら無理強いはしないことも重要です。
レンゲを持ち、すくって入れる、この行為は実は結構難しいもの。
手首の筋肉も鍛えられ、3本指で支えるコツをつかんでいくことができるので後々えんぴつを持つのがとても楽になります。
慣れてきたら難易度をあげて持つものを浅いスプーンや小さめのトングに変えてあげましょう。
平野 萌 【書道講師・書家】
記事テーマ
自分が字で大変な思いをしてきた分、子どもにそんな思いはしてほしくない・・・でも、就学してからゆっくり字の練習をさせる時間なんてとれる?実は、字がうまくなる子となかなかならない子の違いは0歳のときから始まっているのです。0〜6歳のママ必見♪おうちで子どもと一緒に楽しみながら遊ぶだけで、将来子どもが字で困らなくなるような情報をお届けします!