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妊娠期からのおだし生活のススメ/2018年5月

食生活を見直すきっかけ

健康に問題がない20代、30代は自分自身の食生活を顧みる機会は少ないもの。ですが女性の場合、妊娠を意識し始めた時期、妊娠、出産を機に自信の食生活を見直す方が多いのではないでしょうか。特に妊娠中期あたりからは妊娠高血圧症候群にならないようにするには食事を見直すように指導されたり、何かと制限がでてきてストレスがたまったり、なんてこともあった方もいらっしゃいますよね。 

癒しの香り

第1回目の記事でも触れましたが、「人間の食事は嗅覚から」と言われている程に私たちは、食事の際はまず匂いで美味しさを感じてから、舌で味を感じ取っています。特に妊娠中は香りに敏感になるので好きな香りには心地が良くなるもの。悪阻が治まっている方でしたらかつおだしをとったときの芳醇な香りに癒される方も多いのではないでしょうか。良い匂いを感じながらとる食事は満足度も高くなりますね。

減塩効果は抜群なおだし

そして妊娠中に気を付けたいポイントの減塩。なんといってもかつおだしには天然の旨味成分がたくさん凝縮されています。かつおだしを使った料理をとっていれば、塩味をたくさん加えずとも味の物足りなさを感じることはなく、満足度の高い食事につながります。また、かつおぶしには塩分の排泄効果を高めるカリウムが多く含まれるので、妊娠中に懸念される高血圧を抑制する効果も期待できます。 

妊娠中の栄養補給にも

妊娠中、特に初期の悪阻に苦しむ方は多いと思います。初期は食べられるものを食べれば良いですよ、と医師から指導を受けるものの、栄養不足が心配になったりもしますよね。そんなときはかつおぶし、かつおだしが大活躍してくれますよ。かつおぶし自体が少量でも高たんぱくでビタミン、ミネラルも多く含んでいる優秀な食品なので、かつおぶしをおかずやごはんに加えるのも良いですし、おだしにして飲むだけでもかなりの栄養補給ができます。また、妊娠中に不足しやすいカルシウムや鉄も多く含んでいるので妊娠期間中、かつおぶしは特に心強い食品です。 

産後も大活躍

出産後も母乳育児をされる方はやはり妊娠中と同じく鉄分などは不足しがちになるので、おだしをプラスした生活がおすすめです。そして赤ちゃんが離乳食を始めると、やはり早い段階から「おだし」は必要になってくるので、妊娠中からおだしをとる習慣があると離乳食づくりをスムーズに進めることができますよ。妊娠期からの無理のないおだし生活、ぜひ取り入れてみてくださいね。 

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Mama's profile/プロフィール

鈴木 元美

鈴木 元美 【にんべんだしアンバサダー(講師部)】

記事テーマ

赤ちゃんから大人までに大切な「だし」の魅力について

お子様が生まれ、離乳食が始まる時期になると食を気にされるご家庭が多いかと思います。お子様の食事を大切に考える、ということはご家族の食も見つめなおすチャンスです、効率よく簡単に、楽しく身体に良い「おだし」を取り入れるメリットをいろんなシーンや角度からご紹介させていただきます。

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