離乳食が進んで、中期、後期になり食べられる食材の種類が増えてくるとメニューとして提供できるようになるので、親子で食事の楽しみが増えますよね。そして、食べる練習だった離乳食がだんだん栄養を取り入れるためのものと変化するので、栄養バランスも気になってきますが、お子さんのお好みなどを見極めつつレパートリーを増やしていきましょう。
離乳食期の前期、中期は初めての食材と出会うことが多いので、アレルギーの有無や作り手がお子さまの好みを知る時期と捉えてあまり焦らずに進めていきましょう。例えばごはんは軟飯が好きでない赤ちゃん、逆に水分が少なめのご飯をお好みなどさまざま。なかなか食が進まないお子さんは、時期に応じて与え方を変えつつどの状態が栄養をとるのにベストなのかを、つくり手も知る機会と捉えて接してみるといいですね。
ただ、お子さまが何をあげてもよく食べるから、同じ月齢の子より体格が良いから、などの理由で月齢より早く食材の固さや大きさなどを早めにステップアップしたくなった場合はご注意を。赤ちゃんの見た目で判断するのは禁物です。赤ちゃんの内臓は体格差等があっても未発達。適齢月齢より先の与え方をしてしまうと腸管を傷つけてしまいます。体調の変化に応じて、離乳食の固さなどを月齢以下に戻ることはあっても進めすぎには注意してくださいね。
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鈴木 元美 【にんべんだしアンバサダー(講師部)】
記事テーマ
お子様が生まれ、離乳食が始まる時期になると食を気にされるご家庭が多いかと思います。お子様の食事を大切に考える、ということはご家族の食も見つめなおすチャンスです、効率よく簡単に、楽しく身体に良い「おだし」を取り入れるメリットをいろんなシーンや角度からご紹介させていただきます。