離乳食を始めると同時におだしをとらなきゃ!と思われる方も多くいるかもしれませんが、まずは素材の味にしっかり慣れさせてあげましょう。愛情たっぷりに、とろとろのペースト状にした食材で素材そのもののおいしさ・香りなども赤ちゃんは舌でお勉強します。前回紹介した記事でお話ししたように、おだしは離乳食に慣れてきてから足していきましょう。
いよいよおだしのデビューがきたら、お鍋でだしとりもデビュー!? ここで、「えー!?」と思われた方もご安心を。火を使わずとも、本格的なおだしはとれます。離乳食づくりから始まった子どもの食事作りはこの先ずっと続くもの。少しでもママの負担は軽くしたいものですね。普段の食事作り同様、離乳食作りも楽しく進めていきましょう。
1回の離乳食で使うおだしの量は計量スプーン1杯程度。ティーカップ1杯ほどのおだしを作るのであれば、ママの負担はあまりなさそうですよね。簡単なかつおだしの場合の作り方はティーバッグを使ってお湯を注ぐ方法と電子レンジで作る方法と二種類できますので、お好みで試してみてくださいね。ティーバッグを使う方法は、ティーバッグに5g程のかつおぶし(小分けの1パック分程度)を入れ、ティーカップに沸き立てのお湯を入れ、静かに1分程待って出来上がりです。電子レンジを使う方法は、ティーカップに5g程のかつおぶし入りのティーバッグとお水を入れ、5分程レンジにかけて出来上がり。どちらも最後にティーバッグを取り出します。
ティーバッグにかつおぶしを入れるなどの作業もちょっと面倒、と思う場合は市販のだしパックの活用も選択肢の一つですが、必ず裏面の原材料をチェックしてみましょう。塩分や小麦粉など、だしの素材以外のものが添加されていると赤ちゃんが塩分過多になってしまう場合やアレルギー反応がでてしまうこともあるので、だしの素材そのものがパックされている商品を選ぶことがポイントです。
にんべんだしアンバサダー「講師部」(にんべん公認「ママのためのだしアドバイザー」1期生)おだしやかつおぶしを使った日常やお教室のお知らせなどはこちらからInstagram:odasi-oisii
鈴木 元美 【にんべんだしアンバサダー(講師部)】
記事テーマ
お子様が生まれ、離乳食が始まる時期になると食を気にされるご家庭が多いかと思います。お子様の食事を大切に考える、ということはご家族の食も見つめなおすチャンスです、効率よく簡単に、楽しく身体に良い「おだし」を取り入れるメリットをいろんなシーンや角度からご紹介させていただきます。