おだしには実は種類がたくさんあります。かつおぶしについてお話しさせていただくことが多いですが、普段お使いいただくことが多いかつおぶしはかつおを燻してできた本節を削ったもので「けずりぶし」に分類されます。
「けずりぶし」と言うと、実はかつお以外にもありまして、「さば」、「むろあじ」、「いわし」、「まぐろ」など、それぞれ単体のもの、またはそれらを2種類以上混合されたものなどがあり、お料理の用途やお値段によって使い分けるのもいいですね。
けずりぶしは削りたてがいちばん美味しく、口に入れた瞬間、ふわふわ、しっとりした感じですが、そのままにしておくと酸化が進み、風味がおちてしまいます。また、水分も徐々に抜け落ちてしまうので、削って使う場合は食べる量だけ削るのが美味しく食べられる秘訣です。使い切りパックのものも、パックを開けた時は削りたてのように、ふわふわしっとり。そのまま食べても美味しく、ご飯にかければ、大人も離乳食の赤ちゃんも食が進みます。ですが、削ったものと同じように開封後は酸化が始まるのでなるべく早く使い切れるようにするのがポイントです。
でも一度に使い切れなさそう・・・。というときはこんな使い方もあるので是非お試しください。かつおぶしの小袋パックの封を開ける前に袋をもんで、かつおぶしを細かくします。細かくしたかつお節を料理酒100mlの瓶の中にいれてフリフリ。火を使うお料理にいれれば、アルコールはとんで、うま味が残る、万能調味料になりますよ。美味しいうちにかつおぶしを無駄なく使い切り。是非お試しくださいね。
鈴木 元美 【にんべんだしアンバサダー(講師部)】
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お子様が生まれ、離乳食が始まる時期になると食を気にされるご家庭が多いかと思います。お子様の食事を大切に考える、ということはご家族の食も見つめなおすチャンスです、効率よく簡単に、楽しく身体に良い「おだし」を取り入れるメリットをいろんなシーンや角度からご紹介させていただきます。