「かつおぶし」と言われると和食のお出汁、お豆腐の薬味やお好み焼き・たこ焼きの添え物など、なんとなくメインではなくサブのイメージをもっている方が多いのではないかと思います。特に添え物として使うときは分量も僅かで小分けのパックでも一度に使い切れなかった、なんてことがあるのではないでしょうか。
かつおぶしは低カロリーで高タンパク。タンパク質は肉、魚、卵などに多く含まれています。このタンパク質を構成するアミノ酸をかつおぶしはバランスよく含んでいます。アミノ酸は筋肉や美肌の素、皮膚のコラーゲンも生成しています。身体に必要なアミノ酸は20種類ほど。そのうちの9種類は「必須アミノ酸」と言われ、私たち自身の身体で作ることができないため、食事から取り入れなければなりません。この必須アミノ酸をかつおぶし10g(だいたい小分けのパック2パック程度)で成人が一日に必要な量の3割以上を摂取できてしまうのです。
かつおぶしは食卓では脇役のようにみえて、栄養面からみると、身体にとってはかなりの主役級食材です。料理のビジュアル的に少量使いだった方、実は各メーカーが出している小分けのパック、一度に使い切ると丁度いい量なんだそう。かつおぶしがメインだよ!というくらい、たくさん使ってみると風味も良く減塩効果にもつながります。
鈴木 元美 【にんべんだしアンバサダー(講師部)】
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お子様が生まれ、離乳食が始まる時期になると食を気にされるご家庭が多いかと思います。お子様の食事を大切に考える、ということはご家族の食も見つめなおすチャンスです、効率よく簡単に、楽しく身体に良い「おだし」を取り入れるメリットをいろんなシーンや角度からご紹介させていただきます。