まずは、以前書いたこともある、喫茶店の誕生の頃。
ここでは、男性が政治の話で盛り上がると書きました。
そう、リラックスとは正反対。ケンケンガクガクの議論をするために飲んだのです。
また、それが楽しくて、家に居る時間が少ない!と奥様方の批判もあったそうですが。
カフェインは、集中力を高める力、作業能力を高める力があります。
エナジードリンクにカフェインが入っているのはその為。
勉強や仕事のやる気を高めてくれるので、打ち合わせの時や、サークルで何かを作るときには、とても役立ちます。
私は、実は舞台俳優をやっていました。舞台本番の時のルーティンに、必ず
・飴をなめる
・エナジードリンクを飲む
というものがありました。
やはり、テンションの上りが違うんです。
さて、コーヒーには、2つの顔があります。
それは、先ほど書いたテンションあげあげと対局した、しっとりリラックスする効果です。
不思議ですよね。同じ飲み物なのに、作用は真逆なのです。
これは、カフェインとは違う作用が働きます。
これは、コーヒーの持つ香りが生み出す作用になります。
嗅覚というのは、種の生存を維持する役目を果たす役割を持っています。
残念ながら、人間は視覚が発達しているので、嗅覚の役割は他の動物に比べて劣っているのですが、それも腐ったものやガスのにおいなど、「あ!これはイカン!」をかぎ分ける力は備わっています。
そして、何より凄いことが!
それは、過去の記憶を呼び起こす事。
「あ、この香り、おじいちゃんと行った喫茶店の匂いだ!」
など。ちなみに、このおじいちゃんと行った喫茶店は、私の経験です。
あるあるなのは、病院の匂いとか、歯医者の匂いとか、分かりやすいですよね?
そうこの「香り」とは、人と場、人と人、人と時間を繋ぐ、大事な感覚なのです。
コーヒーの香りには、癒しの力であるα派が良く出ます。
それにより、リラックス効果が得られるだけでなく、時間を超えて癒されることが出来るアイテムなんのです。
この癒しのアイテムは、心を溶かし、緊張を緩和し、本音を引き出す力を持っています。
最高のコミュニケーションアイテムといえます。
関野 順子 【カフェインレスコーヒー専門店ママンズカフェ店長・コーヒーマイスター】
記事テーマ
妊娠中や授乳中、飲み物でさえ色々制限されてしまう中、コーヒーという物を選択することが出来る。欲しがる子どもと一緒に飲める。それは、カフェインレスだからこそ出来る事。でも不安があっては、大切な子どもにあげられません。そんな不安を無くし、罪悪感無く、おいしく飲めるようお伝えします。カフェイン入りとカフェインレスを上手に使い分けしてください。