ヨーロッパ、ロンドンというと、あなたはどちらをイメージしますか?
たいていの人は、紅茶をイメージすると思います。私もそうでした。
ですが、コーヒーの時代もあったのです。
それは、17世紀の頃。
それまでは、ワインやビールなどの、アルコールを飲める、居酒屋で人々が集まりコミュニケーションを取っていました。
それは、なんと、中世以来ずっとです。
17世紀になると、近代市民社会、資本主義経済が発展することにより、「どう効率的に働くか」を要求されるようになりました。
もう、居酒屋で飲んだくれている場合ではありません。
そこに登場したのが、「覚醒」の作用があるコーヒーでした。
そう! カフェインの二日酔いに効く!がこの頃もたらしたブームです。
参考:カフェイン大全(ベネット・アラン ワインバーグ著 ボニー・K. ビーラー著/八坂書房)
1650年にコーヒーハウスがオックスフォードに出来ました。
その後、30年で3000軒と一気にカフェの数は増えて行きました。
そこで、商品や株、保険、新聞や芸術まで、幅広くコミュニティの場として使われてきました。
しかし、18世紀後半には衰退していきました。
原因は、アトラクション付きティーガーデンが流行り始めたからです。流行に負けました。
国の対策も紅茶にシフトしたので、今現在は紅茶の国になっています。
そして、もう一つの理由は、カフェインが男女ともに生殖能力を減退させてしまうというもの。
ロンドンの女性陣から、攻撃を受けたのが理由と言われています。
この減退させてしまうというのも、量によるものです。
なんと、1杯でしたら、逆に活発になるんです。
それが、2杯を超えると減退すると言われています。
しかし、このデータ、まだデータ量が乏しいとも言われています。
参考程度に考えておくと良いでしょう。
参考:珈琲大全(田口護著 NHK出版)
関野 順子 【カフェインレスコーヒー専門店ママンズカフェ店長・コーヒーマイスター】
記事テーマ
妊娠中や授乳中、飲み物でさえ色々制限されてしまう中、コーヒーという物を選択することが出来る。欲しがる子どもと一緒に飲める。それは、カフェインレスだからこそ出来る事。でも不安があっては、大切な子どもにあげられません。そんな不安を無くし、罪悪感無く、おいしく飲めるようお伝えします。カフェイン入りとカフェインレスを上手に使い分けしてください。