今では、いたるところにあるカフェ、喫茶店。
最初に出来たのは、1554年、イスタンブールに作られたお店が、カフェの原型と言われています。
コーヒー店ではありません。カフェです。
どう違うかというと、調度品や、装飾にこだわり、社交と自由な会話の場、まさに、「コミュニケーションを取る場」として作られました。
それから、約100年後、1645年に、ヨーロッパ初のカフェが誕生。
日本には、1888年に東京に誕生しています。残念ながら、この東京に誕生したお店は、わずか3年で閉店してしまいました。
コーヒーの魅力に取りつかれた人は、数知れず。
フランスの皇帝、ナポレオンや、バルザック、ゲーテ、タレーランなどなど。
面白いことに、どの人も、コーヒーの怖さを知っているのです。
ナポレオンは、「心地よき苦痛を与えてくれる」とまで言っています。
そして、バルザックは、私から言わせれば「死にたいの?」という位、一日に飲む量が多かったと言われています。
「コーヒーが腹中に入ると、即座に活気が出てくる。ちょうど戦場における軍隊のように生き生きとしたアイディアが生まれ、記憶の中に眠っていたものがつぎからつぎへとその姿をあらわしてくれる」
と表現しています。
もし今バルザックがいたとして、カフェインレスがあったとしても、彼は、カフェインを取りたくて飲んでいたので、飲まなかったでしょうが。。。
そして、51歳の若さで亡くなっています。
ですが、正直、飲んでいる量を見ると、良くここまで長生きしたなというのが、私の考えです。
参考:UCC good coffee smile 2017 vol.7
昔、コーヒー店には、男性が多くいました。
いや、男性ばかりといった方が良いかもしれません。
コーヒーを飲みながら、自分たちの意見を言い合うのです。その中には、政治的な話も沢山ありました。
その為、反乱を恐れた皇帝に、コーヒー店を取り潰されるという歴史もあります。
と、このように書くと、「コミュニケーションツールって言ったって、あぶないじゃん」となりそうですか?
いいえ、コーヒーによって、リラックスし、本音が語れるようになるのではないか?と私は考えます。
現代では、カフェもあり、女性も皆で語り合う、最高の拠り所になっています。
飲み物一つで、打ち解けあい、親近感が生まれるのは、最高ですね。
関野 順子 【カフェインレスコーヒー専門店ママンズカフェ店長・コーヒーマイスター】
記事テーマ
妊娠中や授乳中、飲み物でさえ色々制限されてしまう中、コーヒーという物を選択することが出来る。欲しがる子どもと一緒に飲める。それは、カフェインレスだからこそ出来る事。でも不安があっては、大切な子どもにあげられません。そんな不安を無くし、罪悪感無く、おいしく飲めるようお伝えします。カフェイン入りとカフェインレスを上手に使い分けしてください。